マーク金井の試打インプレッション

藤倉ゴム工業 Air Speeder

2014/04/01 09:00

シャフトの特性をズバリ

センターフレックス値が2.30と小さく、ムチのようなしなり具合だ

フジクラのSpeederと言えば、飛ぶシャフトとして一世を風靡したシャフト。昨年、リニューアルしてから多くのゴルファーから支持されているが、新たなラインナップが加わった。それが今回試打するAir Speeder。名前が示す通り33gとシリーズ最軽量。ゴルフクラブのシャフトとしてはもっとも軽い部類のシャフトである。

Speederの名前が付いているが、これまでのSpeederの流れを組むものではなく、ゼロベースで設計され、「曲げ」「ねじれ」「潰れ」の強度バランスを意識しつつ、インパクトゾーンでのヘッドの加速感にこだわって作られている。

メーカー資料によるとトルク値は9.8度。ハイトルクにすることで、強度と振りやすさを最大限に引き出しているそうだ。従来品に比べるとトルク値がかなり大きいが、ヘッド挙動にブレはなく、オフセンターヒット時の実験でも挙動安定性が高いことが確認できているとアピールしている。

フレックスは1種類のみで非常に軟らかい。超軽量シャフトなので今回は46.5インチで試打クラブを組み上げた(※長さは60度法測定)

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藤倉コンポジット
発売日:2014/03 参考価格: 45,000円