タイトリスト VG3ドライバー(2014年)
2014/04/08 09:00
クラブを計測してみると?
ノーマルポジションの場合、表示ロフト角が9.5度に対してリアルロフト角が10.5度。フェース角が+2度でライ角は61.75度。フックフェースとアップライトなライ角で捕まりを良くしようとする意図が窺える。重心アングルは23.5度とやや大きめだ。一番フェースが開いたポジションにするとフェース角は+0.5度でリアルロフト角は9.5度となる。対して、一番フェースが閉じたポジションにするとフェース角は+5度で、リアルロフト角も13度と増えてくる。調整機能に関しては、フッカーよりもスライサーの方が選択肢が多い感じに仕上がっている。
シャフトについては、今回試打したVG50(三菱レイヨン製)は、中間部分から先端にかけてしなる。手元も適度にしなるのでタイプ。トルクは4.5度と適度にあってタイミングが取りやすくなっている。硬さの目安となる振動数はSRで241cpm。これはアベレージ向け純正シャフトとしては平均的な硬さだ。
長さはメーカー値、実測値とも46インチ(60度測定法)クラブ重量は288.8グラム。バランスはD1.5。45インチ換算すると300g弱。40~65歳ぐらいで、体力が平均的なゴルファーにちょうどいいスペックだ。
クラブ測定データ
シャフト | VG50(SR) |
ロフト(度) | 9.5 |
リアルロフト(度) | 10.5 |
ライ角(度) | 61.75 |
フェース角(度) | +2 |
長さ(インチ) | 46 |
振動数(cpm) | 241 |