マーク金井の試打インプレッション

藤倉ゴム工業 ZERO Speeder

2016/04/05 09:00

シャフトを計測してみると?

振動数は189cpmと一般的なレディースシャフトよりやわらかいが、手元から先端までムチのように大きくしなる。

シャフト重量は29.5g(メーカー値)。これはSpeederシリーズの中で最軽量なのはもちろんのこと、世界最軽量を実現しているドライバー用シャフトである。硬さの目安となる振動数は189cpm。これは一般的な女性用シャフトよりも軟らかい。センターフレックス値も2.35と非常に軟らかく、明らかに低ヘッドスピードのゴルファーを意識したフレックス設定になっている。先中調子のシャフトであるが、手元から先端までムチのように大きくしなる、先端側剛性が低くなっているので、インパクトゾーンではトウダウン量が多めだ。

剛性分布(硬さの変化の分布)については、手元剛性よりも中間から先端剛性が低い。これによりシャフトはムチのような挙動になりやすく、典型的な粘り系に仕上がっており、トルク値は10.8と非常に大きいが、シャフトの挙動は安定している。

【シャフト計測データ】
シャフト(フレックス):ZERO Speeder (フレックス無し)
長さ46.5インチ(60度法計測値)/重さ278.1g/バランスD3.5/振動数189cpm/センターフレックス値2.35
(※ヘッド:テーラーメイド グローレF ドライバー)

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藤倉コンポジット
発売日:2016/04/15