マーク金井の試打インプレッション

ナイキ ヴェイパー フレックス 440 ドライバー

2016/04/26 09:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトは中間部分がクイッと小さめにしなり、インパクトゾーンでは先端側がシャープにしなり戻り弾き感がある

ロフト角10.5度のノーマルポジションだと、リアルロフト角が11.25度でフェース角が-3.5度。ライ角は61.25度で重心角は15.5度。ライ角がアップライトな点を除けば、すべてにおいて左へのミスが出づらいように設計されている。
ロフト角10.5度で捕まりやすいポジションに変更すると、フェース角は-2.5度となってリアルロフト角が12度となる。捕まりにくいポジションに変更すると、-5度となってリアルロフト角が9.75度となる。捕まり具合のポジションを変更すると、それに連動してリアルロフト角も少し変わってくるようだ。計測器との相性もあると思われるが、フェース角を変えることにより、リアルロフト角に少なからず影響が出る。

続いて、ロフト角を変更してスペックを計測してみる。8.5度に調整するとリアルロフト角は9度、フェース角は-5度。12.5度に調整するとリアルロフト角は12.5度、フェース角は-1.5度となった。ロフト角を大小させるとそれに連動してフェース角も変わってくる。個体差もあるだろうが、ロフト角を変えるとフェース角が変わり、フェース角を変えるとリアルロフト角に影響が少し出るようだ。

試打した純正のヴェイパーグラファイト+のSフレックスの振動数は258cpm。ドライバーの純正シャフトとしては硬めの数値で、中間から先端部分のしなりを感じやすい。トルクはメーカー値で3.9度。スイング中のねじれ感が少ないシャフトだ。長さはメーカー値、実測値ともに45インチ。クラブ重量は318.3gでバランスがD3.5。25~45歳ぐらいの男性で、体力が平均的な人にちょうど良いスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトヴェイパーグラファイト+(S)
ロフト(度)10.5
リアルロフト(度)11.25
ライ角(度)61.25
フェース角(度)-3.5
長さ(インチ)45
振動数(cpm)258
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