マーク金井の試打インプレッション

USTマミヤ MagicalATTAS(マジカルアッタス)

2016/06/07 11:00

シャフトの挙動

シャフト試打で使うヘッドは、『テーラーメイド グローレ ドライバー(2012)』。ロフト角は表示9.5度で、リアルロフト角が10.5度前後。ワッグルすると手元側から先端側まで、シャフト全体がムチのようにグイッと大きくしなる。ワンフレックスだが、体感的には女性用シャフトと勘違いするくらい軟らかいシャフトである。

まずはシャフトに合わせてヘッドスピードを落として打ってみた。ゆったり振っても、切り返しでは右手のグリップ部分ぐらいから中間部分がグイッとしなり、ダウンスイング後半からインパクトにかけては、中間から先端側がムチのように鋭くしなり戻る。シャフトのしなり幅(たわみ幅)はかなり大きく、シャフトを振っているというよりは、ムチの先にヘッドが付いているという感じだ。

高速度カメラで検証してみると、インパクトゾーンでのシャフトの先端側挙動はムチ的な動きをしている。インパクト直前からインパクトにかけては先端側のしなり戻りが大きい。これによりヘッドが走り、フェースが閉じる方向に動くので捕まりも良くなっている。メーカーの意図通り、軽量シャフトの弱点であるインパクト時のパワーロスが最小限に抑えられている。

ヘッドスピード40m/sぐらいで、ストレート弾道に打つつもりでスイングしたら軽いドロー弾道。捕まりの良さも手に伝わる。シャフトでスライスを軽減したい人には、お助け度が非常に高いシャフトだ。

ただし、ヘッドスピードを上げていくと、シャフトの挙動が変わってくる。46m/sぐらいで打つと、切り返しで大きくしなったシャフトは、しなり戻りきらない状態でインパクトを迎えてしまいやすく、油断すると右へのプッシュアウトが出やすくなる。また、ヘッドスピードを上げるほどに、シャフトのバネ性が希薄な感じになってくる。

シャフトの重量、そして硬さ設定を考えると、マジカルアッタスは男女を問わず、ドライバーのヘッドスピードが40m/s以下の人の方がタイミングは取りやすく、かつインパクトゾーンで心地良い加速感を味わえるだろう。
自分のパワーをフルに使ってしっかり叩きたい人には物足りなく感じる反面、シャフトのしなりに合わせてゆったり振り抜くゴルファーには、タイミングが取りやすく、かつシャフトの良さを引き出して飛距離アップを狙えるだろう。

【適正ヘッドスピード】
MagicalATTASマジカルアッタス):33~40m/s

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UST マミヤ
発売日:2016/03 参考価格: 43,200円