マーク金井の試打インプレッション

PXG 0311 アイアン

2016/10/04 14:45

構えてみると?

左から6番、7番、8番、9番のヘッド形状。マッスルバックよりは大きめで、ゼクシオよりは一回り小さい。大きすぎず小さすぎないサイズのヘッド

今回試打するアイアンは、PXG 0311 アイアン。PXGは総合クラブメーカーで、2014年9月、米国アリゾナ州スコッツデールに設立。ゴルフメーカーとしては極めて新しい会社で、会社名はParsons Extreme Golf。有名なインターネット関連企業の経営者でもある、ボブ・パーソンズ氏が作ったオリジナリティあふれるゴルフメーカーだ。

PXGでは現在アイアンを3モデルラインアップしているが、今回試打する0311は真ん中に位置するモデル。ヘッドサイズはマッスルバックよりは大きめで、ゼクシオよりは一回り小さい。大きすぎず小さすぎないサイズである。

ソール幅も適度に広く、セミグース。そしてフラットソールでバウンス角は大きい。フェース形状はトウが高く、ヒールが低い。いわゆる洋顔でアドレスすると、実際のライ角よりもアップライトに感じる。

特徴的なのがバックフェース。外周に11個ものネジ穴が開いており、樹脂製のネジが埋め込まれている。このネジはウエイト調整できるわけではないが、かなりインパクトがあるデザインだ。

バックフェースの形状はフラットでつるっとしているが、ヘッドは中空構造。これにより重心が深くなっている。ヘッド内部には樹脂が埋め込まれ、これによりソフトな打感が実現したとメーカー側はアピールしている。ヘッド素材は軟鉄鍛造。これにより、ライ角、ロフト角の調整が容易になっている。

世界で最も美しく、世界で最もやさしいクラブが欲しい。このコンセプトに基づかれてくられた『PXG 0311 アイアン』。どんな弾道が打ちやすいのか、やさしさはどんなものか、打感はどんな感じなのか、じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?(弾道は)≫
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PXG
世界でもっとも美しくやさしいがコンセプト
発売日:2016/06