マーク金井の試打インプレッション

ヤマハ インプレス UD+2 フェアウェイウッド

2017/06/20 05:00

クラブを計測してみると?

純正シャフトの「TMX-417F」は、ワッグルすると手元の剛性が高く、中間部分から先端がクイッと大きめにしなる、典型的な先中調子だ

ロフト角は14.5度表示でリアルロフト角も14.5度。フェース角は-3.25度であるが、アドレスするとフェースはそれほど開いた感じに見えない。フェースプログレッションが小さく、グースネックに見えることが影響しているのかもしれない。

ライ角は58.75度とややアップライト。つかまりに影響を及ぼす重心角は31度と平均を大きく上回っている。3Wとしては体積が大きいが、グースネックと重心角が非常に大きいことで、ヘッドが返りやすく、つかまりが非常に良くなっている。フッカーよりもスライサーの方が扱いやすい3Wである。

標準装着シャフトの『TMX-417F』は重量が約52gで、トルクが5.5(メーカー公表値)。メーカー表記は先中調子で、実際に振ってみても先端側のしなりが大きいシャフトである。振動数は252cpmと、メーカー純正シャフトのSとしてはやや軟らかめだ。

クラブの長さはメーカー公表値が43.5インチで、実測値は43.75インチ(※60度法計測)。クラブ重量は実測298.9gでバランスがD0。ドライバーの重量が270~285gぐらいの人にちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトTMX-417F(S)
ロフト(度)14.5
リアルロフト(度)14.5
ライ角(度)58.75
フェース角(度)-3.25
長さ(インチ)43.75
振動数(cpm)252
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