マーク金井の試打インプレッション

フジクラ ダイヤモンド スピーダー

2017/07/25 05:00

シャフトの特性をズバリ

シャフトを山なりに曲げてみると、シャフト中間部分の剛性がやや高め。トルクは2.7と数値通りねじれ感が少なく、挙動がシャープだ

アフターマーケット専用(工房限定)シャフトとして誕生したフジクラ「ジュエルライン」の3作目となるのが、今回試打する「ダイヤモンド スピーダー」だ。

従来の「ジュエルライン」のモデルと同じく、カラーリングはブラックとダークシルバーのツートン。ダイヤモンドという名前にふさわしく、イオンプレーティング仕上げで高級感を全面的にアピールしている。

メーカー資料によると、こだわっているのがその素材。日本を代表する繊維メーカーである「東レ」と「三菱ケミカル」の素材を同時採用している。「東レ」の高強度・高弾性炭素繊維により、加速感とインパクトの力強さを、「三菱ケミカル」の中弾性炭素繊維により、強度と高い弾性率を実現しているそうだ。

また、素材にとことんこだわることで、フジクラ史上最小トルクを実現し、60g台のトルクは2.3と非常に少ない。さらに、従来のスピーダーシリーズ同様、しなやかさを併せ持ちながら、インパクトゾーンではスピーダーらしい加速感が味わえる設計になっているそうだ。

ダイヤモンド スピーダー」のキックポイントは中央。重量帯は40g台から60g台までと幅広く、フレックスもR2からXまでと豊富にあり、対象ゴルファーを広げたい意図も強く窺える。

ノーカット時のシャフトの全長は47インチ。長尺仕様にも対応しているが、今回は45.5インチで試打クラブを組み上げた。(※60度法計測)

シャフトの挙動≫
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藤倉コンポジット
発売日:2017/04/14 参考価格: 59,400円