マッスルバックアイアンのような心地良い打感「ブリヂストン ツアーB X-CB」
2019/01/08 05:00
構えてみると?
ブリヂストンゴルフのプロ&アスリート向けブランドである「ツアーB」。このシリーズには3種類のアイアンがラインアップされているが、今回試打するのは、オーソドックスなキャビティ構造の「X-CB アイアン」だ。
ネーミングの「CB」はキャビティの頭文字であるが、このヘッドは軟鉄鍛造の単一素材で作られている。マッスルバックと同じく、いわゆる「無垢(むく)」。単一素材でバックフェースを凹ませた形状にしているので、見た目と実際の性能にギャップが生まれない。
ヘッドサイズはやや小ぶりで、兄弟モデルの「X-CBP アイアン」同様、ヘッド形状はやや角張ったボックス型。エッジが効いたシャープな顔つきとなっている。
バックフェースに目を向けると、フェース裏側の両サイドに重量を多く配したキャビティ構造。バックフェース中央部分はブランドロゴの「B」が入り、肉厚だ。この打球面を肉厚にすることで、打感をソフトにしている。
前作と異なり、フェースの両サイドに重量を多く配分することで左右の慣性モーメントを増やし、なおかつ低くて深い重心を狙っている。物理的に高弾道な打ちやすさを求めていることがうかがえる。
ソールはやや幅広で、前作に比べるとバウンス角が増した感じがする。払って打つことよりも、ダウンブローに打ちたくなる形状だ。
ネックはストレートで、スクエアに構えやすい面長フェース。兄弟モデルの「X-BL アイアン」に比べるとひと回り大きく見え、安心感が増している。
前作に比べるとソール幅が少し広がり、かつキャビティの凹みが大きくなっている。操作性の高さを維持しながら、ミスの許容範囲が広がるように仕立てられている。見た目通りにミスに強いのか?どんな弾道が打ちやすいのか?じっくりテストしてみたい。