マーク金井の試打インプレッション

低スピン&飛び要素満載の2代目「PXG 0811X GEN2 ドライバー」

2019/01/29 05:00

構えてみると?

ヘッドはマット仕上げのブラックで、クラウン部分はカーボンの編み目がくっきり見える

2014年の創業以来、独特なデザインと希少性で注目を浴びているPXG。極めて新しいゴルフメーカーだが、今回試打するのは、ドライバーとしては2代目となる「PXG 0811X GEN2 ドライバー」だ。

ヘッド体積は前作と同様に460ccであるが、モデルチェンジによって変わったのがクラウン部分の素材だ。前作もチタンより剛性が高く軽量なカーボンクラウンであったが、今回は異なるカーボン素材を採用している。ヘッド上部を軽く剛性を上げることで、低重心化、高初速、そして余剰重量を生み出す試みがなされている。

ヘッドはマット仕上げ(つや消し)のブラックであるが、クラウン部分はカーボンの編み目がくっきりと見える。フェースの厚みは約53ミリで、バックフェースはシャローバック。重心を低く、深くしたい意図がうかがえる。フェース面に溝はなく、レーザー処理でスコアラインが描かれている。

オリジナリティに溢れているのがソールのデザインだ。前作に比べるとシンプルになっているものの、それでもソールの外周には9個のウェイトビスが埋め込まれている。シルバーのウエイトビスはタングステンで4.1グラム、黒のウェイトビスはチタンで0.8グラムと重さが異なり、配置を変えることで、重心の深さ、重心距離を調整できる。

ヘッドとシャフトは脱着式で、スリーブ(シャフト)の装着方向を変えることで、±1.5度ロフト角を変えられる。

最高級の価格で、米国はもとより日本でも注目を浴びているPXG。2代目の「0811X GEN2 ドライバー」はどんな弾道が出やすいのか? 飛距離性能はどうなのか? じっくりとテストしてみたい。

打ってみると?≫
1 2 3 4 5