マーク金井の試打インプレッション

効率良くヘッドスピードをアップ「NSプロ レジオ フォーミュラ B+(プラス)」

2019/04/09 05:00

シャフトの特性をズバリ

曲げてみると典型的な元調子で、シャフト全体のしなり量は多めであることがわかる

日本シャフトから2011年に誕生した「NSプロ レジオ フォーミュラ」シリーズ。そのリニューアルモデルとして誕生したのが「NSプロ レジオフォーミュラ +(プラス)」だ。

前作は3種類のモデルがラインアップしていたが、今回は「B+」と「M+」の2モデルで展開された。試打を行うのは、手元側にしなりのポイントがある「B+」のTYPE 55だ。

前作はホワイトが基調となるカラーリングだったが、「NSプロ レジオ フォーミュラ B+」の基調色はブラック。落ち着いた色合いに加え、ロゴの回りに配されたグラフィックも控えめで、アフターマーケット用のシャフトであることを目立たせないようなデザインが施されている。

メーカーによると「NSプロ レジオ フォーミュラ B+」の特徴は2つ。ひとつはシリーズ史上最速の「つぶれ戻り」を実現した点。全長に7軸、先端部に9軸のシートを配合することで、さらなる高速化と低スピン化を狙っている。

もうひとつはアイアンシャフトとのマッチングだ。中間部先端寄りの剛性を高めることで、同社のアイアン用スチールシャフト「NSプロ モーダス3 ツアー120」とのマッチングを考慮した設計がなされている。

「NSプロ モーダス3 ツアー120」は手元側から中間部分が軟らかく、先端側の剛性が高めに設定されているので「粘り系」の手元調子に分類される。「NSプロ レジオ フォーミュラ B+」はこれと同じフィーリングが味わえるとのこと。

ちなみにもうひとつのモデル「レジオ フォーミュラ M+」は手元の剛性が高く、アイアン用スチールシャフトの「NSプロ モーダス3 ツアー130」を使うゴルファーとのマッチングが良さそうだ。

モデルチェンジによって、シャフトの挙動はどのように変わり、どんな弾道が出るのか?今回は50グラム台をテストするため、試打クラブの長さは45.5インチで組み上げた(60度法計測)。

シャフトの挙動≫
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日本シャフト
発売日:2019/03/25 参考価格: 59,400円