空気抵抗を減らしヘッドスピードを上げる「USTマミヤ ハドラススマッシュ」
2019/07/16 05:00
シャフトの特性をズバリ
今回試打するのは、USTマミヤから5月に発売された「ハドラススマッシュ」。ネーミングに使われている「ハドラス」とは、ヤマモトホールディングス株式会社が開発したガラスナノコーティング剤のこと。「ハドラススマッシュ」はゴルフシャフトとしては初めて、シャフトの最外層部にこのガラスコーティング加工を施した。
自動車の塗装保護としてはポピュラーであるが、ゴルフクラブもガラスコーティングすることで、傷や汚れを防ぐことができる。加えて表面が通常の塗装仕上げのシャフトよりも、平滑化かつ空気抵抗が軽減され、その結果ヘッドスピードが上がるという。
シャフトの特性としては、手元側の剛性が高めで、先端のしなりが大きい先中調子。先端側の走りを強調した設計となっている。
シャフトのカラーリングは鮮やかなブルーで、中間部分に大きく「SMASH」のロゴがホワイトで入る。
バリエーションは全部で4種類。40グラム台と50グラム台はSフレックス、60グラム台はSフレックスと、より硬めのTourの2種類がラインアップされている。
シャフト全体をガラスコーティングするという、新たな試みで登場した「ハドラススマッシュ」。空気抵抗低減をアピールしているが、シャフトの挙動はどんな感じなのだろうか?
今回は50グラム台のSを試打シャフトに選び、45.5インチの長さでクラブを組み上げた(60度法計測)。