「つかまるのに構えやすい」ブリヂストン ツアーB JGR ドライバー
2017/11/18 11:30
金谷多一郎プロの評価点総合評価4.9点
飛距離 | 直進性 | コスト感 | 打感 | やさしさ |
5 | 4 | 5 | 5 | 5 |
つかまり | 弾道高さ | 構え易さ | 操作性 | デザイン |
5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
今回は「ブリヂストン ツアーB JGR ドライバー」を試打してみたいと思います。
まず、前作「JGR ドライバー」から進化したポイントですが、クラウン前方にある溝に加え、クラウン後方の内部にも溝が設けられています。これによってクラウンを波のようにたわませて、しっかりボールを押し出すということです。ソールは、鬼のツノのような「パワーリブ」という構造によって、剛性が高められています。
フェースには、全面に「パワーミーリング」と呼ばれる細い溝が刻んであり、余分なスピンを抑えてくれます。
前作は、クラウンのトウ側が盛り上がっていて、構えたとき、実際のライ角以上にアップライト感があったのですが、今作ではクラウンがフラットに作られているので、自然に構えられますね。
打ってみると、分厚くつかまります。軟鉄鍛造のアイアンを打ったような柔らかい打ち味で、初速の高い、つかまったボールが打てました。スピン量もコントロールされているので、横風にも耐えるような、左右にぶれにくい球を打てますね。
今回「ツアーB JGR ドライバー」を打ってみましたが、まずはデザインが良くなりました。構えたときのクラウンの角度やフェースの座り、そしてフェースの見え方、すべてバランスが取れていて構えやすいです。
上級者が、当て方を変えながらボールコントロールでき、なおかつ飛距離の差もあまり出ません。アベレージゴルファーでも使えるのはもちろんですが、確率の高いスコアメークをしたい競技ゴルファーにはうってつけのドライバーではないでしょうか。