金谷多一郎のクラブ一刀両断

「クリアな打音とオートマチック高弾道」テーラーメイド M4 ドライバー

2018/04/14 11:30
金谷多一郎プロの評価点総合評価4.6
飛距離 直進性 コスト感 打感 やさしさ
5 5 4 5 5
つかまり 弾道高さ 構え易さ 操作性 デザイン
4 4 5 4 5

今回は「テーラーメイド M4 ドライバー」を試打してみたいと思います。

クラウンのデザインは前回試打した「M3 ドライバー」と同様、シルバーとカーボンの精悍なイメージに好感が持てます。トウ側やヒール側でのヒット時に球筋を補正してくれる「ツイストフェース」や、クラブのたわみを制御する「ハンマーヘッド」も搭載されています。

ソールには「M3」のように弾道調整機能がなくシンプルですが、「ジオコースティックデザイン」と呼ばれる形状によって、打音と打感を向上させています。

構えやすさも「M3」と同じく優秀ですね。地面にソールするとフェースが開いてしまうので、少しロフトを起こす感じでフェースをスクエアに合わせて構えるのがポイントです。

打ってみると心地よい打音ですね。ゆっくり振ってみましたが、シャフト全体がゆったりとしなり、振り遅れを感じさせずにフェースがスクエアなまま下りてきます。少し長尺なことに加えて、オートマチックに高弾道ボールが打てますから、キャリーが伸びて飛距離アップが狙えそうです。

今回「M4 ドライバー」を打ってみて一番印象に残ったのは、クリアな打音と心地よい打感です。ヘッドスピードが遅めでもかなり弾きを感じられますので、「ジオコースティックデザイン」の効果は大きいと思います。衝撃が少なく軽々と素振りのように振り抜ける感じがしました。

場面によって打ち方を変えるのではなく、常にフェースをスクエアに保ちながら、最速のヘッドスピードでワンパターンのスイングを繰り返して打つ。これがこのドライバーを使いこなすポイントだと思います。

テーラーメイド
ツイストフェース効果とYトラックを無くし寛容性をアップ
発売日:2018/02/16 参考価格: 70,200円