「球をつかまえきって押していける」グローブライド オノフ ドライバー 赤
2018/05/12 11:30
金谷多一郎プロの評価点総合評価4.7点
飛距離 | 直進性 | コスト感 | 打感 | やさしさ |
5 | 4 | 4 | 5 | 5 |
つかまり | 弾道高さ | 構え易さ | 操作性 | デザイン |
5 | 5 | 5 | 4 | 5 |
今回は「オノフ ドライバー 赤」を試打してみたいと思います。
まず、クラウンのデザインが前作「オノフ ドライバー 赤(2016年)」と比べて激変しました。レッド一色だったカラーリングが、トップラインはシルバー、後部はブラックという2色になっています。
トップラインの弓なりの部分に沿って「パワートレンチ」と呼ばれる大きな溝が入っています。ソールを見ると、前作では3本だった「パワートレンチ」が2本になり、深く、長くなりました。インパクト時にクラウンとソール両方の溝がたわむことで、うまくボールを押し出してくれるわけですね。
フェースを触ってみると少しざらざらしていて、ミーリングが施されているのがわかります。ボールがフェース面で滑らず、エネルギーのロスなく弾き出すための構造です。
構えてみるとシャフトはやや細め。フェース角が少しプラスですので、自然とハンドファースト気味に構えられて、ヘッドの据わりもいいですね。
ヘッドスピード40m/sで打ってみましたが、高弾道で良い音です。ゆっくり振ったにもかかわらず、想像していたよりも高弾道でキャリーが伸びています。インパクトでは、ボールが長い間フェースに乗っている感じがしました。ボールをつかまえきって押している感じがあります。
ヘッドスピードが上げられないけれど、もっともっとキャリーを伸ばして飛ばしたい人には頼れるドライバーですね。高音で響き渡る打音は、「しっかり叩けているな」という満足感を与えてくれます。
高級感があって作り込みも上品です。バッグの中に優雅に入れて、磨きながら使う「愛着のある道具」というのがこのオノフの特徴だと思うので、そういったゴルフライフの意識がある方にぜひ使っていただきたいですね。