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アマチュア優勝を成し遂げた松山英樹のクラブを検証

2011/11/17 10:00
松山効果で中古市場でも人気急上昇中の「スリクソン ZR30ドライバー」

今年の4月にマスターズで日本人史上初の快挙となるローアマを獲得し、その後アジア・アマチュア選手権で優勝。すでに来年のマスターズの出場権を持つ松山英樹が、日本の準メジャー級「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝した。日本ツアーでのアマチュア優勝は史上3人目。倉本昌弘石川遼に続く快挙である。

最終ホールも完璧なイーグルで勝利を手にした松山のクラブセッティングをさっそくチェックしてみよう。彼はアマチュアなのでもちろん用具使用契約はしていないが、スリクソンのクラブを好んで使っているようである。

まずドライバーだが、「スリクソン ZR30」に「グラファイトデザイン ツアーAD DI8(X)」を使用。日本アマではテーラーメイド R11を手にしていた松山だが、この試合ではヘッド体積425ccの小ぶりなヘッドで大会に挑んだ。ヘッドスピードの速いスリクソンの契約プロも密かに使う、ハードヒッター向けの名器で、今人気急上昇中の諸藤将次も愛用している。重心距離が短いので、ドライバーとアイアンとであまりスイングを変えたくない、ヘッドスピードの速い人にお勧めのモデルだ。

2008年発売で、既に3年も経過しているモデルなので、中古ショップでしか手に入らない。ドライバーのヘッド容量が460ccと規制され大型化が進んだが、ここ最近ではちょい小ぶりが流行るなど、それぞれ自分にあうヘッドの大きさを模索するようになった。新製品も小ぶりなモデルが続々と出ているか、過去に発売されていた少し前の小ぶりなヘッドでも充分性能的に優れているクラブも沢山あるということだろう。