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“持ってる男”石川遼の持っているドライバー

2015/08/28 09:00
『BIG BERTHA ALPHA ドライバー』。HOT LIST 2014ではゴールドを受賞

米国男子レギュラーシーズン最終戦で、プレーオフ進出にギリギリ滑り込んだ石川遼。そんな“持っている男”石川は今季3つのドライバーを使い分けていた。シーズン当初使っていたドライバーは『キャロウェイ ビッグバーサ アルファ 815 ダブルダイヤモンド ドライバー』、途中から『XR PRO ドライバー』に変更。そしてここ数試合は、昨シーズンのエースドライバー『BIG BERTHA ALPHA ドライバー』に戻した。

まずシーズン当初に使っていた『ビッグバーサ アルファ 815 ダブルダイヤモンド ドライバー』の特徴は、上下重心位置を変えることでスピン量の調整を可能にし、強くて伸びのあるボールをコントロールできるモデル。次に使用した『XR PRO ドライバー』もまた重心の深さは浅めで、低重心、スピン量を減らして飛ばせるドライバー。両方ともどちらかというと、安定感より飛距離性能を優先させたモデルといえる。スピン量が多くて悩んでいるゴルファーに適したドライバーだ。

そして最後に石川が選んだ『BIG BERTHA ALPHA ドライバー』は、『XR PRO ドライバー』より更に重心深度が浅く、コントロールしやすい。スイングの良し悪しが結果に出やすいモデル。終盤にかけてドライバーショットの自信が回復した表れだと見ることができる。

昨年の2月に発売されたこのモデルは、中古市場ではすでに2万円を切っている。飛距離性能の高さが魅力だが、ミスヒットにはシビア。低価格で飛距離を求める上級者には是非おすすめしたいモデルだ。手頃な価格だからといってアベレージゴルファーが手を出すと、少々苦労するかもしれない。ギリギリだが見事プレーオフ進出を果たした石川遼を見習うのもよいが、ギリギリOBにならないように慎重に選んでほしい。