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契約フリー宮里優作が選んだ“男前アイアン”

2015/11/27 09:00
抜群の打感が魅力の「ミズノ MP-4 アイアン」

先週の「ダンロップフェニックストーナメント」で、宮里優作が今シーズン初勝利、通算3勝目を飾った。最終日の宮里はボギーが先行しても慌てることが全くない、まさに横綱相撲。彼の実力がそのまま出た、真の強さを実証するゴルフを見せてくれた。

完璧な勝利の要因は、こちらの記事『宮里優作と杉澤キャディのシンプルなメンタルゲーム』でも記されている通り、勝負を決める日曜の朝にキャディとした約束「とにかくボールを曲げて遊ぶ。右からも、左からも、ボールを操りながらやろう」を実行したからではないだろうか。

そんな宮里は、現在クラブ契約はフリー。ドライバーは長年契約していたブリヂストン社の新製品『JGR ドライバー』を使用中だが、フェアウェイウッドはキャロウェイ、ユーティリティはタイトリストと、好きなクラブをメーカーの縛りなく使いたいという彼の意図が反映されている。アイアンは、『ミズノ MP-4 アイアン』を使用。プロ、上級者がこぞって使うミズノのMPシリーズの中でも、一番硬派なマッスルバック。コントロール性の高いアイアンといえる。

まさに彼が口にした「ボールを操る」ことに最適なコントロール性の高いアイアン。宮里は、この硬派なアイアンを3番から入れている。右から、左からだけでなく、高さもコントロールしやすいマッスルバックアイアン。難しいイメージの強いマッスルバックの中でも『ミズノ MP-4 アイアン』は、ある程度ヘッドスピードがあれば意外と打ててしまう扱いやすいモデル。打感と形状の美しさは格別で、自分のキャディバッグに入れてニヤニヤしてしまうほど格好が良い、“男前アイアン”だ。

軟鉄鍛造アイアンの打感の秘密は、素材の柔らかさから生まれる。一度はこの打感を自分のものに…と考えている人には、宮里が愛用するこのモデルを試してみてほしい。現在、流通量も少なく高値で安定しているが、宮里のように強いゴルフを目指す人には打ってつけのモデルだろう。