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メジャーにあと一歩だった堀琴音のドライバーをチェックする

2016/10/14 08:30
堀琴音は、赤いJ815のヘッドに合うピンクのシャフト(フジクラスピーダーエボリューションプロトタイプ)を入れている

日本女子オープンゴルフ選手権競技の最終日、堀琴音は前半スコアを伸ばし首位に立った。初優勝、初メジャーのチャンスが訪れたようにみえたが、終始攻めきったアマチュアの畑岡奈紗に逆転され、一打足らずに涙のホールアウトとなった。

堀琴音は今季、パーオン率は6位と非常に高いが、パターがイマイチ決まらず。このため、今大会は、パターをマレットタイプから昨年の途中まで使用していたピンタイプに変更してメジャーに備えた。そして最終日の前半までは決まっていたパターだったが、バックナインの11番、12番と短いパーパットを連続して外して流れを悪くした。

しかし、ティグラウンドでは気持ちを切り替え、ティショットを正確に飛距離も出して、フェアウェイに放っていたのが印象的だった。この正確なドライバーショットが彼女の素晴らしいところ。使っているのは『ブリヂストン J815 ドライバー』。発売が2015年3月と少し前のモデルで、すでにマークダウンされているが使用プロも多く、“HOT LIST JAPAN 2015”でシルバーを受賞している隠れた名器だ。

オススメポイントとしては、まず直進性の高さ。そしてミスヒットに強く、ハマれば平均飛距離が確実にアップするだろう。ボールがしっかりと捕まるので、スライス気味の人にも勧めやすい。ヘッドが赤でクラウンのデザインは好みが別れるところだが、堀琴音が使うのをテレビで観ていて、違和感を持った人はあまりいないのではないかと思う。

中古市場ではマークダウンの影響もあり、かなりお手頃な価格となっている。カスタムシャフトも豊富で、オススメシャフトは、ズバリ、色も合う三菱レイヨンのFUBUKI AT60。FUBUKIというと上級者向けという印象があるが、このATはニュートラルでタイミングが取りやすく、幅広い層に勧めやすい。

“涙の数だけ強くなれる”という歌があったが、我々もこのドライバーを手に入れると、涙はかなり減るのでは?というオススメのモデルだ。