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ツアーで「旧モデル」ドライバーが熱い!

2017/06/30 05:00
TW727シリーズの魅力は、美しいヘッドに加え、高品質な純正シャフトとそのバリエーションの多さだろう

2017年の「全米オープン」は、ブルックス・ケプカのメジャー初優勝で幕を閉じた。ケプカはかつてナイキの契約選手だったが、ナイキがクラブ製造から撤退したため、現在、用具契約はフリー。そのケプカが選んだクラブが「テーラーメイド M2 ドライバー(2016年)」だ。

このドライバーはケプカだけでなく、同じくナイキ契約だったタイガー・ウッズや、ロリー・マキロイも一時期使用した。今年3月にモデルチェンジしたのだが、その人気は衰えず、中古ショップでは慢性的に品薄の状態が続いている。

また、同じく全米オープンでの活躍により、世界ランク2位に浮上した松山英樹が愛用する「キャロウェイゴルフ グレート ビッグバーサ ドライバー(2015年モデル)」も、いまだに人気が高く、たとえ入荷してもすぐに売れてしまうそうだ。

いわゆる“旧モデル”が熱いわけだが、これは男子プロに限った事ではない。国内女子ツアーで、現在賞金ランキングのトップを快走するキム・ハヌルは、「本間ゴルフ ツアーワールド TW727 455 ドライバー」を使用。「ニチレイ・レディス」で勝ったテレサ・ルーも、「キャロウェイゴルフ ビッグバーサ アルファ 816 ダブルダイヤモンド ドライバー」と、どちらも旧モデルを使って活躍している。

もちろん、各メーカーの最新モデルが「今、もっともお勧めの商品」なのであろう。だが、プロゴルファーが自分と相性が良く、使い慣れており、修羅場を一緒に乗り越えてきた「信頼のおけるドライバー」は、なかなか変えられないという気持ちも良くわかる。

最新モデルには、我々アマチュアゴルファーも当然憧れるわけだが、意外と旧モデルのクラブの中に、自分と相性が良いドライバーがあるのかもしれない。ツアーで活躍する選手が愛用する旧モデルは、そんなドライバーを探す際に非常に参考になるのではないだろうか?