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ジャンボ尾崎が選ぶやさしいクラブ

2017/10/20 05:00
尾崎将司はクラブはフリーだが、シャフトはセブンドリーマーズと契約を結んでいる

70歳の尾崎将司が「HONMA TOURWORLD CUP」 の2日目、3バーディ、2ボギーの「70」でホールアウトし、年齢以下のスコアでラウンドする「エージシュート」を達成した。残念ながら予選通過には至らなかったが、久々に元気な姿を見せてくれた。

今も尾崎が積極的に各社のクラブをテストし、柔軟に取り入れていることはツアーでも有名だ。今回のクラブセッティングを見てみよう。

ドライバーは「ピン G400 LSテック ドライバー」。G400ドライバーには3種類のバリエーションがあるのだが、低スピンと操作性を追求したこの「LSテック」を選んだことで、飛距離がかなりアップしているようだ。

さらにアイアンも「ピン G400 アイアン」に変更した。Gシリーズは、ピンの中でもやさしさに特化したモデルで、ヘッドは大きく、ボールも上がりやすい。5番~PWを入れて、「テーラーメイド M2 レスキュー」の22度へとつなげている。

ウェッジは、2013年の「つるやオープン」で、初のエージシュートを達成した際にも使っていた「マスダゴルフ M425ウェッジ」のプロトタイプ。尾崎のクラブを長年作っていた増田雄二氏の魂がこもっているウェッジだが、実際に使ってみると驚くほどやさしく、アベレージゴルファーでも安心して使える。

男子ツアーのコースセッティングは、年々距離が長くなり、ラフは深く、グリーンも硬く高速になっている。そんな厳しいセッティングを攻略するには、やさしく使えるクラブが有効であることを、尾崎が証明してくれたのではないだろうか?

ピンのG400シリーズは最新モデル、マスダゴルフのウェッジは取扱店が限られるため、中古ショップでは見かけることは少ないが、根気よく探せば見つけられるかもしれない。エージシュートはさすがに難しいが、やさしいクラブでベストスコア更新を狙ってはどうだろう?