RTX4 フォージド ウェッジ/ヘッドスピード別試打
西川みさと「イメージしやすい好みの顔」
―率直な印象は?
「好きな顔ですね。構えただけで出球や弾道のイメージが湧きやすいです。良いイメージが持てる見た目だと思います」
―お好みの顔?
「はい。もともと私はグースが利いているウェッジが苦手で、ちょっと出っ歯くらいの感じが好きなのですが、この『RTX4』は適度に出すぎず、リーディングエッジ(フェース下部の刃)に丸みもあって、ボールをやさしく拾いやすい顔をしていると思います」
―好きな顔ということで、【構えやすさ】評価4.5点(5点満点中)?
「そうですね。イメージしやすいということは、もちろん構えやすさにつながります。どんな球筋で、どんなスピン量をかけたいか。見た目の印象からイメージできる点は、実際コースに回ったときに大きな武器になると思います」
―【抜け感】も4.5点ですが…
「やはり構えやすさの印象から来る扱いやすさが、大きく影響していると思います。インパクトでまったくバウンスが突っかかる印象もなく、スッと思い通りに抜けてくれる。ある程度技術がある人なら、フェースを開いたり、ロブショットで狙うのに最適なモデルだと思います」
―バンカーでの評価は?
「【バンカー対応力】を3.5点にしましたが、個人的には4.5点でも良いと思っています。ただ、一般的に考えると少々難しいのかなーという感じ。ソール幅が薄くて狭いので、バンカーで苦戦するアベレージゴルファーも多いのかなという印象です」
―前回の『ボーケイ フォージド』と比べてどう?
「ウーン…どちらも構えやすいですが、スピン性能や操作性を考えると、今回の『RTX4』のほうが上かなと思います。一番大きな差は顔が私好みだったという点ですかね…(笑)」
■ 西川みさと(42)
HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。