クラブ試打 三者三様

ゼクシオ イレブン アイアンを万振りマンが試打「7Iで190ydしかも狙える」

2020/03/07 05:00

ダンロップ「ゼクシオ イレブン アイアン」の評価は!?

ゼクシオシリーズ11代目となる「ゼクシオ イレブン アイアン(以下イレブン)」をピックアップ。新開発された「TWIN GROOVE(ツイングルーブ)」と呼ばれる、従来の約2倍の深さとなったヘッド内部の溝によって反発性能を高めたとのことだが、果たしてその評価は…!? 「ゼクシオ エックス アイアン(以下エックス)」と比べつつ、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?

「飛び系に近い飛距離性能…」

―率直な印象は?
7番で平均が190ydに届くくらい飛んでいました(総飛距離:平均188.2yd)ので、飛距離性能は申し分ないと思います。プラス2番手の飛びを実現するヤマハの『インプレス UD+2 アイアン』のような、ぶっ飛び系ではないにしても、飛び系寄りのモデルではないかという感想をもちました」

―飛び系寄り… 飛び系ではない?
「はい。飛び系アイアンの特徴は、スピン量が少ないことです。その点でこの『イレブン』は、スピン量はしっかり掛かります(バックスピン量:平均7889rpm)。7番で8000rpm近くあると、ボールを前に飛ばすというよりは、上がりやすく、高さで止めるアイアンの分類に属するように感じます」

弾き感は強めだが、かなり高さも出ていた

―高さで止めるアイアン…?
「そうですね。グリーンにビタっと止めるのに適したモデルだと思います。7番で190yd飛んで、グリーンを狙えれば、ゴルフが非常に楽になりますね

―「エックス」と比べてどう?
「『エックス』のスピン量は『イレブン』より若干少ないので、その分より前に前に飛んでくれる感じがしました。球筋の強さでいえば、『エックス』のほうが上。『イレブン』より飛び系に近い性能なのかもしれないです。ただ、球質の好みでいえば、『エックス』のほうが伸びがある弾道なので、好きですね」

「エックス」のほうが好みという万振りマン

―構えやすさはどちらが好き?
「『イレブン』はヘッドサイズが大きいことで、安心感は十分あると思うのですが、『エックス』と比べると、ややロフト角が立っているように感じます。『エックス』のほうがロフト角が寝ているように見えることで、ボールを上げやすい印象がもて、やさしさを感じることができます。個人的には『エックス』のほうが構えやすく感じられました」

―どのような人向き?
「どのようなユーザーでも使える、やさしいモデルといえます。自分のようなHS50m/s近いゴルファーでもしっかりスピンが効いて、そのうえ飛んでくれます。私のように球質や構えやすさの好みはあると思いますが、安定感を求めるスコア重視の人には、使わない理由はないと思います」

全項目4点台の高評価… 【総合評価4.3点】

【飛距離】4.5
【打 感】4.0
【寛容性】4.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:28度(7I)
・使用シャフト:ゼクシオ MP1100 カーボン/硬さS
・使用ボール:ロッテ葛西ゴルフの専用レンジボール(ツーピース)

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。

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ダンロップ
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