クラブ試打 三者三様

マーベリック ドライバーを万振りマンが試打「重さもサイズも3兄弟の真ん中」

2020/05/02 05:00

キャロウェイ「マーベリック ドライバー」の評価は!?

『芯を外しても飛ぶ』と話題のキャロウェイ「マーベリック」シリーズ。打点がズレても飛距離が落ちない寛容性の高さがフィーチャーされているが、果たしてその性能は本物か!? 今回はスタンダードの「マーベリック ドライバー」をピックアップし、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?

「振り心地がちょうどイイ」

―率直な印象は?
「シリーズ3兄弟(『マーベリック(スタンダード)』『MAX』『サブゼロ』 ※サブゼロのみ限定品)を打ち比べましたが、重量感でいえば『MAX』より重く、『サブゼロ』より軽い、真ん中に位置する振り心地かなと思いました。いわゆるスタンダードタイプという印象です」

「打感のやわらかさが秀逸」と万振りマン

―その中で『マーベリック』の特徴は?
「『マーベリック(スタンダード)』の何が良いかというと、打ち出した時の打感の良さです。3モデルとも打感はやわらかいのですが、他2モデルと比べてもその感触は秀逸。『MAX』はつかまりが良すぎる分、左に行くミスがやや怖く感じます。『サブゼロ』は逆につかまりきらない部分があり、不安感を抱いてしまう…。そういう点で適度に安心できて打感がやわらかい『マーベリック』は、多くの人に支持されるモデルかなと思います」

シリーズ3モデルの違いを実感しながら試打を行った

―買うとしたら『マーベリック』?
「これはまた難しい話ですねー…。『MAX』は安定感はあるのですが、飛距離が物足りない。『サブゼロ』は計算しにくいシビアさがある。ラウンド用で考えれば、『マーべリック』を選ぶと思います。方向性も飛距離も操作性もあるので、扱いやすさは一番かなと。『マーベリック』は大きなミスを打つイメージが湧かなかったので、スコアに直結してくれる期待がもてそうです」

左が「マーベリック」中が「マックス」右が「サブゼロ」

―3兄弟で見た目の違いは?
「3モデル並べて一番の違いはサイズ感でしょうか。構えた時の印象で明らかに『MAX』の大きさが目立ちます。『サブゼロ』は小ぶりでボールが左に行く感じがほとんどありません。やはり適度なのは、サイズ感でも『マーベリック』といった印象を受けました」

打点ズレの強さはAI設計フェースのおかげか…

―打点ズレした時の強さは感じる?
「打点が芯を外した時、飛距離が落ちない部分は感じ取れました。スイートエリア以外で打った時の寛容性は持ちあわせているドライバーなのは確かです。しかも、一発の飛びもある。総合して『マーベリック』はとても計算しやすく、扱いやすい平均点の高いモデルといえると思います」

サブゼロより飛距離は落ちるものの強い弾道が出ていた…

―どのような人向き?
「HSは40m/s前後から40m/s台後半まで、3兄弟の中では一番ターゲット層は幅広いと感じます。何度も言いますが、“真ん中”のモデルですので、カバーできる層も広いのかなと。飛距離を求めつつ、やさしさと安心感も欲しいという人に向けて、とても選びやすいモデルだと思います」

打感と寛容性が4.5点… 【総合評価4.1点】

【飛距離】3.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.0

・ロフト角:10.5度
・使用シャフト:ディアマナ 50 for Callaway/硬さS
・使用ボール:昭和の森ゴルフドライビングレンジ 専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、昭和の森ゴルフドライビングレンジ

キャロウェイ
発売日:2020/02/07 参考価格: 84,700円