クラブ試打 三者三様

JAWS ウェッジを西川みさとが試打「ググッとボールに刺さる」

2020/07/14 05:00

キャロウェイ「JAWS ウェッジ」の評価は!?

まさにジョーズの如く、力強くボールを噛み、バックスピンでグリーンを噛むキャロウェイ「JAWS ウェッジ」。「37Vグルーブ」と呼ばれる新採用の溝形状により、フェース上の溝のエッジ部分が規制の範囲内で最大限に鋭角なものになったという。そんな“スピンモンスター”をヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。まずはHS40m/s未満の女子プロ・西川みさとが試打評価を行った。

「突出したスピン性能」

※目標80ydを狙った平均弾道/ロフト角52度

―率直な印象は?
「結構フェースにボールが食いついている感じが伝わりました。ググッとボールにフェースの溝が刺さっているような、スピン性能の高さを感じることができました」

キャッチコピーは『ガブリと、止まる』

―イメージ通りにスピンはかかる?
「そうですね。スピン量が多すぎるとか、かかりすぎて距離感が合わないという印象はありません。矛盾していますが、何となく自然のまま、スピンがものすごくかかってくれるという感覚…(笑)。適度なスピン量の範囲内で、すごさを感じると言いますか。強めにスピンがかかってポコンと上に跳ね上がる球ではなく、高さも抑えめに強く低く出てキュキュッと止まるイメージがもてました」

溝の彫り方を直角ではなく鈍角にするという新技術

―スピン性能が突出している?
「はい。欠点と言える部分はなく、全体的にオールマイティな性能の中で、突出してスピン性能だけがものすごく高い印象。スピンをかけたい時に、必ず手助けしてくれる安心感があります。そういう意味では、頼りがいのあるモデルという印象です」

ソール形状は4種類。画像はオーソドックスなSグラインド

―グリーンは狙いやすい?
「グリーンを狙う時は、低い球でスピンをかけていく弾道であれば、イメージ通り攻めていけると思います。少し低めの弾道で、ライン出しショットに最適。ピンをデッドに狙っていくなら、低めの弾道でイメージしたほうが良いと思います」

所有感を高めてくれる近未来的バックデザイン

―逆にキャリーで攻める人には合わない?
「高い弾道をイメージしたい人には、何となくスピン量がかかりすぎて、ショートするミスが起こる場合が考えられます。やわらかく球をフワっと運ぶ雰囲気はありません。ギュッとスピンが入って、着実に止まる感じ。しっかりスピンコントロールを計算して攻めていく人に向いているモデルと言えます」

「スゴいヘッドが小っちゃい」と第一印象を語っていた西川

―どのような人向き?
「やはりラウンド数を多くこなしている人向けでしょうか。スピンのコントロールを頭の中で計算しながら、コントロールショットを打っていく人。または中弾道でグリーンを狙っていける、中級者以上の人が向いていると思います。初心者の方が全く手が出せないわけではありませんが、それには少しサイズ感が小ぶりで、難しく感じてしまうかもしれません」

スピン性能4.5の高得点【総合評価4.0点】

【スピン性能】4.5
【打 感】4.0
【抜け感】4.0
【バンカー対応力】3.5
【構えやすさ】4.0

・ロフト角:52度、56度
・使用シャフト:ダイナミックゴールド S200
・使用ボール:千代田ゴルフセンター専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、千代田ゴルフセンター

■ 西川みさと プロフィール

1977年7月10日生まれ、埼玉県出身。専大時代の1998年に「日本女子学生選手権」で優勝。大山志保古閑美保らとともにナショナルチームで海外大会に出場した。2002年のプロテスト合格後は、飛距離こそ出ないものの、ショートウッドを巧みに使う技巧派として、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで人気を集めた。

キャロウェイ
新発想の溝で“鋭さ”がアップ スピン性能はかつてないレベルへ
発売日:2019/09/20 参考価格: 25,300円