タイトリスト TS3 ドライバー/ヘッドスピード別試打
2018/10/27 05:00
HS40台・筒康博「とにかく扱いやすい」
―見た目は?
「TS2と比べると、TS3は歴代タイトリストのモデルを踏襲した顔と言えます。前作の『917 D2』『917 D3』を好んで使っていた人が違和感なく構えられる、まさに“THE タイト顔”です」
―印象は?
「重心位置も遠からず深からず、すごくクセのない印象です。デザイン通りの操作性で、とにかく扱いやすいモデルです」
―TS2と比べてどう?
「自分の操作がそのまま球筋に出るという部分で、オートマチックなのはTS2、自分で操作したい人はTS3を選ぶべきだと思います。ただし、共通して言えることは、自分の感覚より初速がはやい点。あとは、タイトリストというとどうしても重く感じられるイメージがあったのですが、どちらもそれほど重い印象はなく、以前より軽快さが増したように思います」
―なぜ軽く感じられる?
「今回60g台のシャフトで試打したところ、特にヘッドだけ重いとかシャフトだけ重いという感覚がなく、全体で重さを感じられる分、自分でスイングのリズムとか調子をつかんで打っていけるからだと思います。すごくオーソドックスな仕上がりになっていることが理由だと思われます」
―ひと言で表すと?
「TS2もTS3も、これまでのタイトリストになかった“ぶっ飛び感”を、すごく感じられるモデルですね」
■ 筒康博(46)
変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。