筒康博「びっくりする変化」

―前作と比べてどう？
「圧倒的にやさしくなりました。クラブが打ち出し角と弾道の高さ、飛距離をつくってくれるクラブになった印象です」

―どのような弾道？
「ユーティリティで打ったような弾道が出ます。驚くほどの弾き感。かなり弾いている印象もあり、ボールのつぶれた感じもありながら、思った以上に初速が出る印象です」

―見た目は？
「見た目は本当に微小な部分だけ変わっていますが、あえて言われなければ気づかないレベルです。逆にこれほど見た目の変化がないのに、ここまで打感や球筋が変わるという点にびっくりしてしまいました」

球筋は変わらないが、Z585のほうがやや弾道が高め

―弾道は？
「びっくりした球の強さもあるのですが、しっかりボールをとらえてくれる感触もあり、さすが完成度の高いスリクソンだなぁといった印象です。前作『Z565』と比べるとやや高く上がるイメージ。『Z565』はある程度ダウンブロー（上から下への軌道）に打ち込まないと、球が上がらいないように感じました。『Z585』はレベルブロー（平らな軌道）でもしっかり球が上がるイメージでした」

※使用スペック／7番(ロフト角:31度)、フレックス:S(ミヤザキ マハナ）

■ 筒康博（46）

変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング＆レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。

• 1WのHS30台・西川みさとの場合
• 1WのHS50台・万振りマンの場合