クラブ試打 三者三様

M6 アイアン/ヘッドスピード別試打

2019/06/01 05:00

西川みさと「見た目通りのやさしさ」

―率直な印象は?
「打ち方は変えていないのですが、『M6 アイアン』はドローで、『M5 アイアン』はフェードと、真逆の結果となりました

―要因は何?
「『M5』と比べて『M6』のほうが、単純にやさしいのだと思います。『M5』はしっかりヘッドを上から入れなきゃいけないと思って振っていたので、自然とフェードっぽくなったのだと思います。その点、『M6』は勝手につかまってくれるので、自然とドローっぽくなったのかなと…」

―イメージしやすいのはどっち?
「私は元々(持ち球が)ドローなので、イメージしやすいのは『M6』です。こちらのほうが安心して振っていけましたし、打っていて気持ちが良かったです」

M6はドロー弾道、M5はフェード弾道に

―気持ちが良い?
「はい。『M6』のほうが見た目と出球がピッタリ合ってくれていたので、違和感がなかったところで気持ち良く感じられました。『M6』と比べると、『M5』はグースがなく難しい印象。しっかり振らないとつかまらないという印象から、無意識にそれが球筋に現れたのかなと思います」

―他に違いは?
ソールの滑り具合ですね。『M6』はソールがイメージした通りに滑ってくれました。逆に『M5』はなぜか思ったように滑ってくれませんでした。どちらかというとこちら(『M6』)はイマドキっぽい、払って打つタイプなのだと思います」

―女性ゴルファー向き?
「そうですね、イケると思います。ライ角はややアップライトで、つかまるイメージがもてるため、難しく感じません。女性でも気持ち良く振っていけるモデルだと思います。特に競技に出たいと思うようなアスリート女性なら、問題なくイケると思います

※使用スペック/7番(ロフト角:28.5度)、フレックス:S(フブキ TM6 2019)

西川みさと(41)

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

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発売日:2019/02/15 参考価格: 116,640円