アプローチ迷子を救うには? コーチが語るボーケイ「SM11」の実力
■スコアアップの鉄則「Green to Tee」という考え方
そもそも、ウェッジ選びのズレは、なぜ起きてしまうのか。それは多くのアマチュアが「一番飛ぶドライバーから順番にクラブを選び、ウェッジのセッティングを最後に決める」傾向があるからだ。
しかし、タイトリストはまったく逆のアプローチを提唱している。それが「Green to Tee」というセッティング哲学だ。
スコアに最も直結するのはパターであり、次いでグリーン周りのアプローチを行うウェッジである。だからこそ、スコアメイクの要となるグリーン周りのクラブから順番にセッティングを固め、最後にティショットのクラブを選ぶ。この順番こそが、結果を出すための最短ルートになる。
そして、このGreen to Teeを実践し、自分のスイングに最適なウェッジを見つけるために欠かせないのが「フィッティング」だ。
■解決の鍵はフィッティング
ゴルフテックにも導入されているタイトリストのフィッティングツールでは、平均スコアやPWのロフト、使いたいロフト帯、よくプレーするコースのコンディションなどの質問に答えることで、おすすめのウェッジ構成が提案される。
さらに数球の試打を行いながら、入射角、打ち出し角、スピン量、ミス傾向などのデータを確認することで、自分に合うロフトやソール形状が段階的に絞り込まれていく。
宮下コーチは「ウェッジの入射角は本当に人それぞれ。緩やかな人で4度前後、上からスティープ(鋭角)に入る人は10度以上と、大きな個人差があります。その個性に合ったウェッジを選ぶことが大事です」と言う。
■SM11はフィッティングに向いたウェッジ
宮下コーチがタイトリストのボーケイ・デザイン ウェッジを勧める理由のひとつが、選択肢の豊富さだ。SM11はロフト44度から60度まで幅広いロフト設定に加え、6種類のグラインドをラインアップ。組み合わせによって、自分のスイングやコース条件に合わせた細かな調整が可能になっている。
「選択肢が多いということは、それだけ自分に合うウェッジが見つかる可能性が高いということ。だからこそフィッティングの価値が大きいんです」
■「成功体験を積めるクラブ」が上達を加速する
「ウェッジに限ったことではありませんが、ゴルフテックでは“今使っているクラブが上達の妨げになっていないか”を確認することがフィッティングのスタート地点と考えています。合わないウェッジを使っていると成功体験が重ねられず、結果として上達の妨げになります」
宮下コーチはそう語る。逆にいえば、自分に合ったウェッジを使えば、アプローチの成功体験が増え、自信につながる、ということ。
SM11は打ち出しとスピンの安定性を高めたウェッジであると同時に、ロフトやグラインドの選択肢が豊富なモデルでもある。だからこそ、フィッティングによって自分に合う一本を見つけやすい。
進化した『SM11』と適切なフィッティングの組み合わせこそが、アマチュアが“刺さらない・止まる・距離が合う”アプローチを手にする近道なのだ。
宮下 敏弥(みやした・としや)
1999年生まれ、神奈川県出身。ゴルフテック六本木店コーチ。ゴルフは大学から始め、わずか2年でスコア65を記録し、チームでは主将も務めた。ドライバーショットは300yd超。
協力:ゴルフテック六本木店
撮影:角田慎太郎