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「300 ミニドライバー」は賛否アリ? ~ミタナラバコウタロウ~

2021/09/15 13:00
なつかしさも感じる「300ミニドライバー」に、吉田コーチの美声が響く…

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック(GOLFTEC)」の三田貴史コーチ(ミタ)と吉田幸太郎コーチ(コウタロウ)が、話題の最新クラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。今回は、ヘッド体積307ccのテーラーメイド「300 ミニドライバー」を取り上げる。昔ながらの小ぶりヘッドにコアなファンも多い通称“ミニドラ”だが、三田コーチが思わず「今回、大丈夫かな…」と漏らした評価の内容とは?

「圧倒的に振りやすい」けれど…

かつては両コーチともに300cc程度のドライバーを使用していたとのことで、オープニングでは懐かしさをこめて新作を紹介。構造的にはカーボンクラウン、貫通型スピードポケット、ツイストフェースといった同社の最新技術が盛り込まれている。三田コーチは「小ぶりなので圧倒的に振りやすくて、フェースの開閉もしやすい」と利点から切り出したものの、実際に打った弾道は理想から遠かったようで…。

スライサーには不向きなヘッド特性

試打の印象を問われた吉田コーチは、飛距離やスピン量は悪い数字ではなかったものの「うーん…分からなかったなあ、良さが」と口ごもりながら回答する。一方の三田コーチは、もともと高弾道タイプであるためか「(ロフト角)11.5度で打ったら、とにかく吹けた。打ち出しがすごい(高い)なって」と苦笑い。バックスピン量も多めに入ったことで、「飛びはしない」とフィットしなかったようだ。

つかまり具合については、「ドローバイアスはそこまで感じなかった。スライサーには別に…という感じ」と三田コーチ。吉田コーチも同じ感覚だったようで、「簡単なヘッドだと思って手を出さないでほしい」と釘を刺した。

また、ティショット以外の使い道について三田コーチは、「(地面から打つには)ヘッドがデカくて打ちづらかった」とこちらも辛口な意見。「コントロール性となると、スプーン(3W)のほうが扱いやすいんだよね…」と独自の見解を口にした。

コーチ陣の間でも賛否 どんなゴルファー向け?

吉田コーチによれば、ゴルフテックコーチ陣の間でも「賛否が分かれる」という最新ミニドラ。適正ゴルファーについては「小ぶりなヘッドが好きな人」「打ち出し角がほしい人」と結論づけた上で、三田コーチは「打ち出し角とバックスピン量を見ることがポイント」と総括した。

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