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高初速化「ミズノプロ アイアン」に何を思う ~ミタナラバコウタロウ~

2021/10/27 13:00
三田コーチの“ミズノ愛”故の辛口トークが…

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック(GOLFTEC)」の三田貴史コーチ(ミタ)と吉田幸太郎コーチ(コウタロウ)が、話題の最新クラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。今回は10月に発売されたばかりのミズノ「ミズノプロ アイアン」シリーズを辛口解説。三田コーチは強すぎる“ミズノ愛”ゆえに、毒舌にブレーキが利かなくなる場面も…。

ミズノらしい「221」と飛距離性能を高めた「223」「225」

まずは軟鉄鍛造のマッスルバックタイプ「ミズノプロ 221」から紹介をスタート。試打をした吉田コーチは「そこまで前作(『ミズノプロ 120』)との差は感じなかった」と印象を述べたが、三田コーチによれば重心距離がやや短くなり、操作性が高まったという。「ミズノらしさがちゃんと残っている」玄人好みのクラブで、「ダウンブローに強く打てる上級者向け」のクラブと解説。「これは良かった」と、やや引っ掛かる言葉を残して次に進む。

キャビティタイプの「ミズノプロ 223」と中空構造の「ミズノプロ 225」は、素材にいずれも高強度のクロムモリブデン鋼を採用して飛距離性能を高めたモデル。「223」について三田コーチは「初速が出るようになって飛距離性能が上がり、使える人の幅が広がった」と評価。「225」について吉田コーチは「(『221』の7Iと比較して)おおよそ20ydも伸びました」と驚きの試打結果を明かした。

“ミズノ愛”があるからこその苦言

しかし、歴代の「MPシリーズ」からミズノアイアンのソフトな打感に愛着がある三田コーチは、「221」を除いて弾き感が強まり、スピンが入りにくくなった傾向について辛口モードに突入する。「世界で売るモデルだからね。海外向けなのかなあ…。売れるほうを取っちゃったかなあ、ミズノさん…

「前作のミズノプロには、どれもミズノらしさの打感があった。良くも悪くも、飛ばない良さ。(距離が)揃うってやつね。それがちょっとバラけてきたかなあ。飛ぶほうが売れるのは分かるんですけど…」などと、いかにも残念そう。とは言え、ショートアイアンは『221』、ミドルアイアンは『223』、ロングアイアンは『225』という3タイプ混合のセッティングに興味を示すなど、やはり根っからのミズノフリークだった。

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