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評価に明暗…タイトリスト「Tシリーズ アイアン」 ~ミタナラバコウタロウ~

2021/11/10 13:00
2代目となったタイトリスト「Tシリーズ」に対して、「驚きが結構あった」とコメントする三田コーチ

ゴルフレッスンスクール「ゴルフテック(GOLFTEC)」の三田貴史コーチ(ミタ)と吉田幸太郎コーチ(コウタロウ)が、話題の最新クラブを“忖度なし”で解説する動画コンテンツ『ミタナラバコウタロウ』。今回は、「T100」「T100S」「T200」「T300」の4タイプがそろうタイトリスト「Tシリーズ アイアン」を取り上げる。三田コーチが「もうタイトリストさんに嫌われたな…」と覚悟した独自のクラブ評とは?

ロフト角を立てて高さを出す「T100S」に驚き

2019年の初登場から今年9月にリニューアルした「Tシリーズ」の性能について三田コーチは、「今回は驚きが結構あった」という。そのひとつが「T100S アイアン」だった。「T100 アイアン」のロフト角よりも2度立たせて(7番でT100=34度、T100S=32度)初速性能を上げながら、飛距離は「T100」とほぼ同じ。その分、「高さを出すためのアシストバイアスを強めた」ことで「T100」と同等以上の打ち出し角が出せる。吉田コーチの試打データ(動画2:09~)で比較すると理解しやすいだろう

バックスピン量は「T100」よりも少ないが、「T100S」は「ボールに高さを出すことで止める」クラブと解説する。特にアマチュアにとっては高さの恩恵が大きいだけに、「タイトリストさんも、ちゃんとアマチュアゴルファーに向き合ってきた」と感心しきり。「いままでロフト角を立たせるだけ立たせて打ち出し角を上げてこなかったけれど、今回の『T100S』は本当に良くなった感じ。コレは好き」と絶賛した。

“飛び系”モデルには苦言

続いては中空モデルの「T200 アイアン」。三田コーチは「中空構造なので許容性は大きい。ボールが楽に上がって距離も出やすいし、構えたときはしっかりタイトリストらしさが残っている。打感も良かったし、使う人はたくさんいそう」と高評価を並べた。性能については申し分ないようだが、バックフェース部を指のツメで軽くたたきながら「プラスチックみたいな音が気に食わない」と細かすぎるボヤキも…。

最後にミッドサイズの「T300 アイアン」に移ると、三田コーチは「タイトリストさん、悩んでいるのかなあ…」と大きくトーンダウン。「ちょっとボテボテし過ぎて、こっちの方が逆に上がりにくくなっちゃう」と苦言を呈した。実際に吉田コーチの試打データ(動画11:14~)を見ると、飛距離は出ているものの、打ち出し角とバックスピン量は低めの数値。「高さ。高さが大事。アイアンはね」と最後まで強調する三田コーチだった。

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