石川遼はギアを大幅に変更 新セッティングの狙いと過程
石川遼が使っていたパター「あれはナニ?」 新しいトゥーロン…だよね?
2月末に行われた「HEIWA・PGMチャリティゴルフ」で、石川遼のクラブがガラッと変わっていたのは既報の通りだが、その14本の中でひとつ気になっていたクラブがある。もちろん新しいパラダイムのドライバーや新作のジョーズフォージドなど気になるものだらけだったが、それらを押しのけて「これはナニ?」と思ったのがパターだった。(編集部・服部謙二郎)
「MEMPHIS」ってことは…トゥーロン?
撮影した彼のパターを見ると、ソールに「MEMPHIS」という文字が刻まれていて、おそらくオデッセイのトゥーロンの新しいモデルだと思われる。何せ今まで見たことないヘッド、削り出しなのにインサートがある上、鉛をべったり貼って商品のロゴを隠しているようにも見え、まさに“突っ込みどころ満載”。
この新作トゥーロンは、世界中を見渡しても、PGAツアーで使っている選手の話を聞かないし、どこぞのSNSなどにも出てきていない(もちろんキャロウェイのオフィシャルにもない)から、未発表なのは間違いない。14本のクラブが変わりすぎて、ついそのパターに注目するのを忘れていたが、時間が経ってからじわじわと気になってきた。
そもそも石川が普通のマレット(愛用しているのはL字マレット・PT09iX プロタイプ)を使うのも珍しい。MEMPHISはフランジ部(後方に出っ張っている部分)が大きなマレットのはずだが、ヘッドをよーく見ると既存のMEMPHISよりフランジ部が短く見える。
さらにオデッセイの#5形状のような正確な左右対称の半円ではなく、ヒール側の円弧がしぼんでいるようにも見え、石川が好む「L字マレット」のような形状に見えなくもない。ちなみにシャフトはダブルベント。
また、過去のトゥーロンはノンインサートだが、この石川のパターは明らかにインサート入り。ただし、ホワイトホットのような樹脂でなく、金属のようなものが埋め込まれている。前作のトゥーロンはフェース面がミルド加工されていて、「打感が柔らかい」とプロの間で評判になっていたのを思い出す。
PGMの試合後のコメントで石川本人がパターに言及していたので、ここで紹介しておこう。
―新作のパターにしましたね。実戦で使ってみてどうでしたか?
ちょっとテストで入れてみたんですけど、(国内開幕戦を迎える)1カ月後はどうですかね。ただ、何本もテストしてこのヘッドが一番データが良くて安定していました。実戦でやってみないと分からないと思ったんですが、もともとああいうタイプ(マレット)は全然使ったことがなくて、できるならちょっとやさしめのを使いたいなと思っていたんです。練習が必要なのか、もう一回持ち帰ってという感じです。
―データが良かったというのは、どんな点ですか?
10球打ったとしたら、10球のストロークのブレというか、それが少なかった。1球目はフェースが開いたのに2球目はフェースが閉じたとか、そういうのがほぼないという感じ。ただそれは真っすぐの練習マット上の話なので、そこに距離感だったりが合わさってくると…。でもロングパットの距離感は、きょうはそんなに悪くなかった。
パター巧者の石川が選ぶほどだから、いいパターなのは間違いなさそうだが、果たしてこのまま国内開幕戦の東建ホームメイトカップまでバッグに入っているのか。いやはや、気になる新しいトゥーロンと思わしきヘッド。
いつ発表されるのか、いつ発売になるのか、続報を待たれよ。
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