アダムスゴルフ／今年はタイトライズ押し『ゴルフ業界トップに聞く2014年の展望』

～Inside Story @2014 PGA Merchandise Show～

全米プロゴルフ協会（PGA）が主催する世界最大のゴルフショー、「2014年PGAマーチャンダイズショー」にて、ゴルフ業界で影響力のあるキーパーソンを直撃し、2014年の野望を聞き出す特別企画。

●アダムスゴルフ プレジデント ジョン・ウォード
JOHN WARD, PRESIDENT Adams GOLF

ペンシルバニア州ランカスター出身。1992年にテーラーメイドゴルフ社に入社後、キーアカウント担当セールスパーソンを経て、テリトリーセールス、リージョナルセールスマネージャーとキャリアを重ね、2010年にテーラーメイドブランド米国セールス担当副社長に就任。2011年から2012年6月まで、テーラーメイド‐アディダスゴルフ（TMaG）社並びにTMaGが所有するアシュワースの副社長として務めた。ウォードの指揮によってさまざまなセールス業績が達成され2006年にはTMaG社の殿堂入りも果たしている。2012年にアダムスゴルフのプレジデントに就任し、現在に至る。

GDO「2013年はどのような年でしたか」

ジョン「グローバルで11％、アメリカ国内では3～4%の業績を伸ばしました。昨年のゴルフ用品メーカーの中ではこのように業績を伸ばした会社はほかには無いと思います。様々なビジネススキームの見直しが昨年の3月に完了し、その結果があらわれました。テーラーメイド-アディダスの指示系統を利用し、グローバル主要マーケット地域である、日本、韓国、カナダなどに対してブランディング、マーケティング、セールスなどを実施することができました。流通経路も広がり、マーケットシェアも向上しましたので、とても満足しています」

GDO「成功の要因は」

ジョン「やはりグローバル マーケットの拡大でしょう。ブランド再構築、ロゴ変更は効果がありましたし、“タイトライズ”の発売と、ツアーにおけるハイブリッドNo.1の地位確立に集中したのも効果がありました。グローバルビジネス拡大のもっとも大きな要因は間違いなく日本市場での成功でしょう。近いうちに国内のビジネスを密接に関連づけたいと思っています。まだまだ日本市場では歴史的も浅いし、ブランド認知も足りないので、消費者とは注意深く正しい関係性を構築したいと思っています」