アダムスゴルフ/今年はタイトライズ押し『ゴルフ業界トップに聞く2014年の展望』
GDO「2014年の計画を教えてください」
ジョン「もっとも大きなプランは“セカンドショット”をカテゴライズするムーブメントです。これは短期間におけるマーケティング活動の一環ですが、我々が如何にして世界的に地位を確立していくかの長期的なマーケティングにつながっています。ほとんどのメーカーがドライバーと飛距離を打ち出していますが、我々はブランドの伝統から導き出した“2打目の重要性”を強調します。そして、2打目を打つ“タイトライズ”とハイブリッドクラブそしてアイアンセットはもっとも主要なアイテムです」
GDO「注力アイテムは」
ジョン「明らかに“タイトライズ”です。国内シェアでは昨年8月の発売開始直後から毎月売上を伸ばし続けており、ゴルフ市場が低迷する夏の期間も含め、全世界で90,000ユニットの販売を記録し、初代タイトライズの発売以来、もっとも売れた新製品です。アーニー・エルスは2本いれていますし、トム・ワトソン、ロバート・ギャリガスなど世界のベストプレーヤーのバッグの中にも入っていますし、彼らが満足して使用していることは成功に役立っています」
GDO「今後のゴルフ市場の見通しは」
ジョン「注意深く見守っていますが、概ね楽観的にとらえています。ゴルフ業界はプレー人口の減少などいくつかの問題を抱えています。先日テーラーメイドが発表したゴルフ活性化プロジェクト“HACKGOLF”でも聞いたと思いますが。25%のコアゴルファーがゴルフコミュニティーから遠ざかっています。製造業、小売、消費者、そのほかどんな人でもゴルフに関わっているのであれば、ゴルフを進化させる活動に積極的に関わっていくべきです。我々の立場で自信をもてるのは、我々のブランドや製品です。ゴルフ市場、世界経済、ラウンド数の減少などのような環境にうまく順応していくかを常に注意しておくことが重要です」