ピン／会長ソルハイムの目に映るゴルフの未来『ゴルフ業界トップに聞く2014年の展望』

～Inside Story @2014 PGA Merchandise Show～

全米プロゴルフ協会（PGA）が主催する世界最大のゴルフショー、「2014年PGAマーチャンダイズショー」にて、ゴルフ業界で影響力のあるキーパーソンを直撃し、2014年の野望を聞き出す特別企画。

●ピン CEO ジョン・ソルハイム
JOHN SOLHEIM, CEO PING

PING創設者で天才的クラフトマンであった父カーステンに子供の頃から開発理論や物理を学び、PINGがゴルフ業界で著しく成長していく中、高校卒業後に大学を断念して父を助け、業績拡大に貢献。Tisiドライバー、インサートのIsopurパター、i3アイアン、Hooferスタンドバッグなどこの世に出た革新的な商品開発にもっとも多く携わっている。さらにカスタムフィッティングの重要性をさらに広め、自分に合ったクラブを提供するために、最短48時間でクラブを作り出荷するという流れを構築。カーステンが2000年2月に他界後、会長兼CEOとして就任し、現在に至る。

GDO「2013年の業績はいかがでしたか」

ジョン「とくにアメリカに関しては、期待していた程、業績が伸びませんでした。今年の出だしはウェッジが特に好調なので、期待できると思います」

GDO「主な要因は」

ジョン「多くのメーカーが期待を寄せ、たくさんの新製品を発売したため、小売店で供給過多になってしまいました。加えて、東海岸や中西部の天候が悪く、プレー数に大きく影響したためです」

GDO「2014年の見通しは」

ジョン「新しい技術を発表する準備ができており、多くの新商品を発売します。近年の世界経済状況の悪化がゴルフ業界にも多大な影響を与えていますが、消費者が新しい製品を買い替えたいタイミングに最適な製品を使っていただける様、最大限の努力をして開発に携わっています」