ピン／会長ソルハイムの目に映るゴルフの未来『ゴルフ業界トップに聞く2014年の展望』

GDO「日本市場にどのような期待をしていますか」

ジョン「多くを期待しています。更なるシェア拡大のためには、フィッティングする技術やツールが必要だと思います。たった3回のスイングで、最適なシャフトや詳細のスペッをアドバイスできる新しいシステムを採用し、同時にスイング解析もおこなえるので、多くのゴルファーが満足すると思います」

GDO「長い間ゴルフ業界に身を置いていらっしゃいますが、ゴルフの未来をどう見ますか」

ジョン「ここ数年でアメリカも日本も市場が縮小しており、多くの人々がプレー回数を増やすために様々な活動をしていますので、ここ数年で改善がみられると思います。最近も、ゴルフ人口を増やすための素晴らしい具体的なアイデアを聞いたばかりです。ジュニアゴルファー活性化や、チームプレーの推奨など、どれも活性化につながるアイデアばかりです。クラブ開発技術の面では、どのように具体化するかどうかがわからないものも含め、最新の技術や素材を用いたものや、奇抜なアイデアを聞いています。そのようなものは実際に製品化するまでには少し時間がかかるかもしれませんが、タイミングになったらすぐに着手したいと考えています。技術や素材の革新スピードはとても速く、日々進化しており、未来はとても明るいと感じています。例えばフェース溝の技術で、どのように打ったとしても、距離や方向を飛躍的に安定化させることができると考えています。そのような技術はよりゴルフを簡単にし、スコアを縮めることができます」（GDO編集長/向井康子）