ミズノ／先をいく“フィッティング技術”で市場を創る『ゴルフ業界トップに聞く2014年の展望』

GDO「ゴルフをこれから始めたい人へのサポートは考えていますか」

松下「若い女性などで、ゴルフを始めたい人は多いですが、お金と時間がかかるスポーツですし、どのスクールに行くのか、クラブは何をそろえればいいのか、どうやってゴルフ場に行けばいいのかなど、わからないことが多すぎます。希望者を募って、バスでゴルフ場に連れて行くような企画を考えています。レッスンをして、マナーを教えて、数ホールラウンドしてもらったあと、おいしいランチを食べてもらうなど、きっかけをつくることを考えています」

GDO「総合スポーツメーカーとしてほかの分野で参考になるような取り組みはありますか」

松下「例えばサッカー、野球、バレーボールなどの有名選手を起用し、地域住民、学校などと協力して、子供達を集めて教える機会を設ける企画“ビクトリークリニック”を実施しています。ゴルフでは、まだまだ個人レベル程度でのフィッティングやレッスン程度にとどまっているので、アカデミーやクリニックを拡大したいと考えています。契約プロの貢献は試合に勝つことだけではありません。トーナメントプレーヤーとしてのキャリアが終わった後でも、ブランドのイメージアップや、販売への貢献など、長いサイクルにおいて活動の幅を広げていただけるような取り組みを考えています」

（GDO編集長／向井康子）