「アベレージゴルファーの味方になるクラブを」 ~マグレガー編~ 2012年 Vol.11
GDO:ゴルファーにモデルの選択肢を与えているのは、NVシリーズのドライバー「ロングナビ」と「ショートナビ」も同じですよね。シャフトの長さが異なる2つのモデルですが、どちらのほうがアベレージゴルファーには人気なのでしょうか?
竹下:「ショートナビ」のほうが少し売れ行きはいいですね。このモデルは44.75インチという市場でも珍しい短いドライバーですが、実際に使ってみると振り切りやすくて方向性が良く、結果がいいというゴルファーが多いようです。開発者としては7対3の割合で「ロングナビ」のほうが売れると思っていたので、これは意外でした。
GDO:「ショートナビ」は、短いシャフトに200グラムの重いヘッドを採用したモデルですよね。近年、重いヘッドに注目しているメーカーが多くなっているようです。
竹下:マグレガーには3世代前の「NV-R」というモデルから、重いヘッドと軽いシャフトで飛ばすという設計思想があったのですが、近いうちに他メーカーもこういった傾向になるとは思っていました。シャフトの長尺化には限界がありますし、ヘッド重量は飛距離に大きく影響しますから。今回、ユーティリティで受賞できたのは嬉しいですが、ドライバーでも賞を獲りたかったのが正直なところです。NVシリーズのドライバーはシャフトが軽いので、HOT LISTのテスターさんには打ちづらく感じたのかも知れません。それが残念ですね。
GDO:マグレガーからは新しく「ターニー」のシリーズも登場していますが、今後はどのような展開になるのでしょうか?
竹下:マックテックのNVシリーズは、ラウンド数が少ないアベレージゴルファーが100を切れるようになり、シニアゴルファーが飛距離を伸ばせるようになるクラブを作っていくのが使命です。それは今後も変わりませんが、次モデルはもっと実戦に即したものになりますので、楽しみにしておいてください。来年のHOT LISTでは、すべてのジャンルで賞が獲れるように頑張りますよ!