最適なスピン量と打ち出し角で飛距離アップ!
「飛びの三要素」の組み合わせで飛ばしたい
前回の実験では、飛距離アップにはボール初速の向上(=ヘッドスピードの向上)がとても重要だと分かりました。
では、あるヘッドスピードのもとで「飛びの三要素」の残り2つ、「スピン量」と「打ち出し角」を変化させたら、さらに飛距離を伸ばすことが可能でしょうか?つまり、ヘッドスピードを一定にした場合に最も飛距離が出る「スピン量」と「打ち出し角」の組み合わせを見つけられないか、ということです。ただ、これを実験するには普通のやり方では難しい。
しかし、そこはGDOゴルフ研究所の敏腕研究員のS吉クン。どこからか、この難問を解き明かせる秘密兵器?があると聞きつけました。いつもの調子で突撃取材に出かけましたが、結果は果たして……。
ヘッドスピード向上が難しくても飛距離を伸ばせる?
(S吉)♪秩父良いとこ~一度はおいでチョイナチョイナ、と。いうことでやってまいりました「ブリヂストンスポーツ ゴルフテストセンター」です。こんにちは、GDOゴルフ研究所のS吉と申します!
(宮川)こんにちは、ようこそいらっしゃいました。ボール商品企画部の宮川です(苦笑)。
(清水)ようこそ。ゴルフ技術研究部の清水です。よろしくお願いします(同じく苦笑)。
(S吉)さっそくですが、飛距離アップの秘訣を探りに来ました。ヘッドスピードを上げられれば飛距離が出るのは分かるのですが、私はご覧のとおり痩せてて非力なんです。ヘッドスピードを上げるにも限界がありまして。そこで「飛びの三要素」のうち、「スピン量」と「打ち出し角」を最適にすることで、もっと飛ばせるんじゃないかと。
(宮川)なるほど。同じように考えるアマチュアゴルファーは多いと思います。実はここには、ボールの「スピン量」と「打ち出し角」を自在に変化させて実験できる装置があるんですよ!
(清水)私たちは長年ボールの研究・開発に関わってきましたから、その辺はまさに得意分野です。S吉クンの疑問を解決できるかもしれません。
(S吉)ありがとうございます!