最適なスピン量と打ち出し角で飛距離アップ!
これが理想の「飛びの三要素」の組み合わせ
実験では、ヘッドスピードを40m/sから52m/sまで3m/s刻みで変えてみた。スピン量は、男子プロ並みの1800rpmを理想値とし、他にも一般アマチュアゴルファーが現実的に出せる範囲と思われる2400rpm、3000rpmでも計測。それぞれの最大飛距離を表で示した(左表)。
(S吉)いやぁ、これはとても参考になるデータが出ました。スピン量を抑えられれば、ヘッドスピードを上げられなくても、こんなに飛距離が伸ばせるとは!
(宮川)そうですね。アマチュアゴルファーの多くはスピン量3000rpmくらいで打っている方が多いと思いますが、それを2400rpmにできれば5~7ヤード飛距離を伸ばせることになります。もちろん打ち出し角との兼ね合いもありますが、スピン量を2000rpm前後までに落とせれば、計算上はさらに4~6ヤードくらいは伸ばせることになりますね。
(S吉)では、どうやったらスピン量をコントロールできるんでしょうか?
(清水)そうですね、色々な要素があると思いますが、私たちの専門分野である「ボール」の果たす役割は大きいと思いますよ。なんといっても、空中を飛んで飛距離を稼ぐのはボールなんですから。
(S吉)それは良いことを聞きました!では次はボールで「飛ばす」方法を探るぞ!
取材協力
■ ブリヂストンスポーツ ゴルフテストセンター(埼玉県秩父市)
敷地面積38,000平米、コース全長430メートルの施設は、ゴルフメーカーとして国内最大級の規模を誇る。ベント芝グリーンやバンカーも備え、さまざまなプレーシーンを想定した実験が可能となっている。
今回お借りしたボールランチャーの他にも、超高性能ショットロボやサイエンスアイフィールドなどの試験設備を持つ。日々、高精度の各種データ収集を行っており、同社のゴルフボールやクラブの設計・開発に大きく貢献している。
[今回の取材で使用した製品・機材]
●ボール
ブリヂストンゴルフ TOUR B330RX
●測定機材
弾道測定器「TRACKMAN」
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー