「ゴルファーの潜在能力を活かすため、細部までこだわる」 ~ブリヂストン編~ 2012年 Vol.8
GDO:ツアーステージのクラブは、アスリートから根強い人気を誇っていますよね。まずはメダルを受賞したGRシリーズの2つのクラブについて、開発意図をお伺いできますでしょうか。
西谷:GRシリーズは2年周期で新モデルをリリースしているのですが、2010年モデルから大きく路線変更したブランドです。ゴルファーにとってツアーステージは難しいというイメージがあったので、Xドライブというブランドに対して、GRは見た目が本格的ながらも、もっと扱いやすいクラブにしようというのが開発のコンセプトでした。価格面でもXドライブに比べてお求めやすく設定してあります。おかげさまで2010年モデルは非常に評判が良かったのですが、逆に2012年モデルではどのように進化させるのか、そこに頭を悩ませました。
GDO:HOT LISTのテスターたちは、球が上がりやすく、つかまえやすく、やさしく打てるところを高く評価したようです。具体的には、2010年モデルからどのような進化を遂げているのでしょうか。
西谷:ドライバーに関して言うと、2010年モデルで高く評価されていたのは、やさしく打てるうえに構えやすいヘッド形状でした。ですから、できるだけ見た目の印象は変えないように配慮しつつ、新モデルでもヒール側に少し膨らみを持たせて、より構えたときに安心感が得られるようにアレンジしました。それに加えて、芯を外しても初速が落ちないように設計面でも工夫を凝らし、重心位置は前作よりも少し深くなっています。シャフトについても若干アレンジを加えています。2010年モデルは走り系で一発の飛びをもたらすタイプでしたが、新モデルは手元を少し柔らかくしたマイルドな振り心地です。操作性よりも直進性を重視するコンセプトは変えていませんが、打ち比べると違いがよく分かると思います。
GDO:今回ゴールド賞を獲得したGRのユーティリティは、特にテスターからの評価が高かったモデルです。カテゴリーのトップに選ばれ、編集部イチオシにも選ばれています。女子プロにも使用している選手が多いようですね。
西谷:GRシリーズのなかで、もっとも評価が高いのはこのユーティリティかも知れません。もともと機能的には前モデルから完成度が高かったので、新モデルでは構えやすさを向上させるように開発しました。フェースがまっすぐに見えるように、ヘッド形状はもちろん、塗装のマスキングにも工夫を凝らし、開発時には細部を何度も修正しました。そのおかげで、フェース全体でボールを乗せるような感覚が得られるクラブに仕上がっています。池田勇太プロはこのモデルのロフト17度を使っていますが、少ないロフトでもフェース面がまっすぐ見えるので、プロや上級者にも狙いやすいクラブになっています。
レッスンカテゴリー
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