国内女子ツアー人気シャフト調査
今年も盛大に盛り上がった国内女子ツアー。今年の女子ツアーの練習場で目立ったのが、トラックマンなどを使用して、計測しながら練習する風景だ。年々アップする女子プロの技術レベルだが、その要因の一つに彼女達が以前よりも数字に敏感になり、飛距離やスピン量、打ち出し角、ミート率など、より良い数値を求めている点が考えられる。ヘッドの性能だけでなく、シャフトとのマッチングにだわる女子プロが増えているとの声を耳にした。そこで実際にツアーで調査したところ、今年のトレンドとも言える2つのシャフトの存在が浮かび上がってきた。
今季女子ツアー人気No.1のシャフト『スピーダーエボリューションIII』
まず1本目はフジクラの『スピーダーエボリューションIII』。初代となる『スピーダーエボリューション』は青エボと呼ばれ、弾き感の強いタイプ。2代目の『スピーダーエボリューションII』は手元の安定感を強めて、心地よいしなり戻りと弾き感を融合したタイプ。そして3代目となるエボリューションIIIは、軽快さをテーマとしたタイプで、適度に粘り感があり、心地良く弾いてくれるのが特徴。このシャフトを手に念願のツアー初優勝を手にしたのが松森彩夏だ。
「突然右に出るミスが出ることがあったんですが、それがこのシャフトに替えてから解消されました。自分でボールをつかまえにいくのではなく、ナチュラルにつかまるのが理想。その点でエボIIIは私にとって理想的な動きをしてくれます」。
ツアー初優勝を飾った『富士通レディース』では、プレッシャーが大きくなるはずの大会最終日に最も自分らしい攻めのゴルフができたと話している。その要因は間違いなくドライバーショットに自信を持てていたからだ。勝てそうで勝てなかった松森に勝利をもたらしたのは、『スピーダーエボリューションIII』だと言っても過言ではないだろう。
また今シーズンの序盤からフェアウェイウッドに『スピーダーエボリューションIII』を投入していた菊地絵理香は、シーズン中盤からドライバーにも装着。安定したティショットを武器に、何度も優勝争いを演じた。
「実際、飛距離も出ていると思います。振り抜きが良くて、ボールの飛び方も好みです」。
女子プロの中でもパワーのある選手は別として、平均的な体格の選手は、いかに効率よくクラブのエネルギーをボールに伝えるかが課題になる。その点で、しなり感としっかり感が適度に融合している『スピーダーエボリューションIII』は彼女たちの感性にマッチしたと言える。来シーズン以降もその勢いはさらに加速しそうだ。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー