規格外の新人・笹生優花のクラブを中古で探す 参考になるゴルファー層は?
国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」は、19歳のルーキー笹生優花が初優勝。最終日はコースレコードに並ぶスコアで、規格外のポテンシャルを見せつけた。
使用ドライバーは、師匠である尾崎将司が見立てたというテーラーメイド「M5 ドライバー」のロフト角10.5度。シャフトは、「IMIDE AND SUNS(イミドアンドサンズ)」というブランドで、馴染みが薄いかもしれないが、旧セブンドリーマーズと言えばピンとくる人も多いだろう。
「M5」は、すでにモデルチェンジされているので中古市場に豊富にあり、程度によっては2万円前半からと値ごろ感がある。一方で「IMIDE AND SUNS」、「セブンドリーマーズ」のシャフトは、中古で見つけることはほとんどできないだろう。
フェアウェイウッド、ユーティリティはそれぞれキャロウェイ「マーベリック フェアウェイウッド」、「マーベリック MAX ユーティリティ」を使用。今年発売のモデルだが、フェアウェイウッドは3万円、ユーティリティは2万5千円を切る物も出始めている。
アイアンは契約している三浦技研の「TC-101アイアン」を使用。こちらも中古では珍しく、比較的新しい「TC-101」はなかなか買い取りもないそうだ。ハーフキャビティのヘッドに、シャフトは日本シャフトの「モーダス3」のプロトタイプと、女子プロの枠を超えている。
ウェッジは、タイトリスト「ボーケイ SM7 ウェッジ」の48、56、60度を入れている。こちらは「SM8」にモデルチェンジされたため、1万円を切る価格が相場となっている。
パターは、「ピレッティ」というプレミアムブランドを使用。市販モデルではないので、こちらも中古では残念ながら手に入らない。
非常に凝ったセッティングをさり気なく使い、円熟のプレーをする笹生。男子プロ顔負けのハードなセッティングは、アスリート志向のハードヒッターという条件付きで参考になるだろう。