西村優菜のメジャー制覇を支えた中古でしか買えないシャフト
2021/05/21 05:00
2000年生まれの「ミレニアム世代」で国内メジャー初制覇を達成した西村優菜。身長150センチと小柄ながら、正確なドライバーショットと、難しいグリーンをしっかりとらえた4本のフェアウェイウッド(FW)を駆使して勝利を呼び込んだ。今回は、これらのウッドと装着シャフトを中古目線でチェックする。
ドライバーは最新モデルのキャロウェイ「エピック SPEED ドライバー」のプロトタイプ。FWは、3Wと5Wで「エピック SPEED フェアウェイウッド」を使用する。こちらのFWは飛距離性能の高さで人気があり、中古だと3万円台を切る物が見つかる。
7Wと9Wはキャロウェイ「グレート ビッグバーサ フェアウェイウッド」(2015年)。飛距離性能に加え、高弾道でグリーンに止めやすいのが魅力のクラブだが、発売から約6年が経って中古の在庫は少なめ。特に7Wと9Wはレアで、もし見つかれば1万円前後が相場だろう。
すべてのウッドのシャフトには、藤倉コンポジット「スピーダー エボリューション 3」(2016年)を装着。硬さはドライバーがSR、3Wと5WがR、7Wと9WがSRを使用する。手元がしっかりしていて、先端がしなる「これぞスピーダー」という特性のシャフト。自分でタメが作れるタイプには、先端の走りで飛距離アップが狙えるだろう。すでにメーカーは生産を終えているため中古でしか入手できず、スリーブ付きで1万5000円前後となる。