松山英樹が手にした歴代3Wの中古相場を調査
米国男子ツアー「ソニーオープン in ハワイ」で、劇的な逆転勝利を飾った松山英樹。プレーオフ1ホール目(18番パー5)の2打目をピンそばにつけるスーパーショットで試合を決めた。この時に握られていたのが、テーラーメイド「SIM2 フェアウェイウッド」(2021年)の3W。今回は、松山が使ってきた歴代3Wの中古相場を調査してみた。
契約先ではないテーラーメイドのフェアウェイウッドが好みのようで、2015年の途中からは主に同社製を使用している。16年「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」優勝時は「ロケットボールズ ステージ2 フェアウェイウッド」(2013年)を使用。ヘッド体積が大きく、低重心でミスヒットに強いモデルで、程度によっては6000円を切る価格から見つけることができる。
2017年「WGC ブリヂストン招待」優勝時に使っていたのは「M2 フェアウェイウッド」(2017年)。こちらもヘッドが大きく、アベレージ層も使えるモデル。1万円前後から手に入るだろう。18~20年半ばにかけては「M4 フェアウェイウッド」(2018年)を使用。ボールが上がりやすく、こちらは1万円前半が相場となる。
2020年に使用していた「SIM MAX フェアウェイウッド」(2020年)は、ツアープロに人気でミスヒットに強いモデル。まだまだ人気があり、2万円台前半から見つけることができた。
同年まではヘッドが大きくてボールが上がりやすいモデルを使用していたが、2021年からはコントロール性の高い「SIM2 フェアウェイウッド」へと変更。ヘッド体積は170ccと小ぶりで、打ち出し角を稼ぎやすい低重心設計となっている。中古ではレアで、なかなか見つけることはできない。
なお、3Wのヘッドは頻繁に替えている一方で、シャフトは一貫してグラファイトデザイン「ツアーAD DI」を使用している。