チタンのフェアウェイウッドって何がいいの? 神谷そらのRMX FWに注目
2023/04/28
「フジサンケイレディスクラシック」で初優勝を果たしたツアールーキーの神谷そら。圧倒的な飛距離を生かした攻めのゴルフでギャラリーを驚かせた。中でも最終日の4番パー5では2打目で3Wを振り抜き、2オンのイーグルを奪った。一方、同週に行われた国内男子ツアー「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」では、米ツアーを主戦場にするルーカス・ハーバート(オーストラリア)が勝利。まったく共通点の無さそうな2人だが、飛距離性能が高いチタンヘッドのフェアウェイウッドを使用している点では共通する部分がある。
チタンは強度に優れ、軽いのが特徴。ボディを軽量化して余った重量は、比重の重いタングステンなどをソールに配置して低重心化を狙っているモデルは多い。低重心化すると、低スピンの弾道で飛距離が稼げるメリットがあるが、ソールを重点的に重くすると、周辺重量が重く出来ず慣性モーメントは小さくなりミスヒットには弱くなるというデメリットも有る。ミート率が高い上級者でなおかつハードヒッターにオススメの特性となる。
神谷そらはヤマハとクラブ使用契約を結んでおり、3Wは2021年モデルの「RMX VD」(15度)を使用。金田久美子や藤田さいきなど契約外のプロも使用している。2万円台後半から見つかり、新品の価格が下がったので中古価格も更に下がってくるだろう。
ルーカス・ハーバードは3W(15度)にテーラーメイド「ステルス プラス」(2022年)、5W(19度)は「ステルス2 プラス」(2023年)を使用している。今年発売の「ステルス2 プラス」はまだ中古市場ではレアだが、「ステルス」は値段も下降傾向で2万円台後半からが相場。
テーラーメイドのチタン製フェアウェイウッドは歴代人気があり、契約外プロの使用者も多い。例えば、松山英樹が2021年モデル「SIM2」の3Wを愛用中。マスターズ優勝時も使用しており、中古では2万円台前半から見つかる。今季の国内男子ツアー開幕戦を制した今平周吾は、2019年発売「M5」の5Wを投入している。こちらは1万5千円前後から見つかった。
チタン製フェアウェイウッドの飛距離性能は魅力的だが、寛容性はあまり期待できない。純正のセッティングで難しく感じるゴルファーは、ロフトのあるヘッドを選んだり、やさしいスペックのシャフトを選択したりしてトライしてみるといいだろう。一方で、神谷そらのようにドライバーでHSが45m/sを超える人にとっては、さらなる飛距離アップが期待できるだろう。
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