「G440、GT1、BX2 HT…」 見つけたらポチっ!即買い必至の“中古ウッド型UT”6選
ユーティリティ(UT)はフェースや重心設計の進化スピードが緩やかで、打感や顔を一度気に入れば、何年も替える必要がないクラブの代表格と言われていた。しかし近年、ロフト角のバリエーションが増え、「替えられない」と言っていたプロもじわじわと変更している。中古ショップの在庫で見つけたら、すぐに買うべきウッド型UTを6本厳選した。
ピン「G440ハイブリッドユーティリティ」
高値安定から一転!手頃な価格に
中古価格:3万円台前半~
ロフト角ラインアップ:2番(17度)、3番(20度)、4番(23度)、5番(26度)、6番(30度)、7番(34度)
中古市場で圧倒的な人気を誇り、割高だった状況が変わりつつある。新製品の登場が予測され、新品製品もマークダウンが進行中。それに連動してフリマ、オークションサイトでも価格が下落している。可変スリーブ付きでシャフト交換が簡単かつロフトバリエーションが“最強”。「30度」「34度」までそろうシリーズは唯一無二だ。特に5Uや6Uは激戦区と言える番手で、好みのシャフトが入っていれば躊躇せずにポチるべき筆頭である。純正シャフトは見た目が変更されているが、中身はほぼ同じ。新旧モデルをコンボしても違和感が少ない。
タイトリスト「GT1 ユーティリティ メタル」
FW並みにやさしい大型ウッド形状
中古価格:3万円台中盤~
ロフトラインアップ:3番(20度)、4番(23度)、5番(26度)、6番(29度)
「タイトリストのUT=ハードヒッター向け」という先入観を根底から覆した。従来の小ぶりでアイアンライクなUTとは一線を画す。ヘッドの投影面積を広げ、フェアウェイウッドに近いシャローフェース設計を採用。地面から打っても驚くほど球が上がり、慣性モーメントもシリーズ屈指の高さを誇る。もちろん「SureFit」スリーブによる調整機能も健在で、リシャフトも自在。特に26度や29度はショートウッド並みにやさしく、グリーンを狙える万能兵器として中古市場で人気がある。
テーラーメイド「Qi35 ユーティリティ」
スリーブ化と番手拡充で使用者が急増
中古価格:2万円台前半~
ロフトラインアップ:3番(19度)、4番(22度)、5番(25度)
近年、プロ・アマ問わず使用者がじわじわ増えている。 徹底した低重心化と寛容性に加え、待望のロフトスリーブ(カチャカチャ)搭載が標準化されたことで、今後ヘッド買いなどの展開も考えられる。オフセットが少ないウッドライクなUTなので、ボールが上がりやすい。クラブをあまり替えない吉田優利も愛用。アイアンからの流れをきれいに繋げられる現代的な完成形だ。
キャスコ「UFO by POWER TORNADO ユーティリティ」
ピンも圧倒!ロフト無双
中古価格:1万円台後半~
ロフトラインアップ:#33(15度)、#44(18度)、#55(22度)、#66(26度)、#77(30度)、#88(34度)、#99(38度)、#PP(42度)、#AA(46度)
ロフトバリエーションの豊富さという点でピンのUTを上回る。ヘッド後方のウイング形状が生み出す深低重心により、フェアウェイウッドに相当するモデルから、ウェッジの領域まで、アイアンの全番手をウッド型UTに置き換えられる最強の布陣を誇る。ミドルアイアンで球が上がらず苦しむゴルファーだけでなく、38度、42度、46度と「アイアンなんか見たくもない」という人にとっては絶対的な救世主。ピンより中古相場が安いのも魅力だ。昔のモデルはリシャフトしにくかったが、現在は通常径となり扱いやすくなった。
ブリヂストン「BX2 HTユーティリティ」2025年モデル
国内女子ツアーを席巻した完成度
中古価格:2万円前半~
ロフトラインアップ:H3(19度)、H4(22度)、H5(25度)、H6(28度)
国内女子プロが長年使っていたUTからじわじわと変更しているモデルだ。つかまりの良さ、キャリー性能、ラフからでも滑って抜けるソール形状が高い次元で完成されている。 「AIG女子オープン(全英女子)」を制した桑木志帆も愛用中。一番の狙い目は6番アイアンの距離を高い弾道でピンポイントに止められるスペックであるH6だろう。最新モデルとは思えない価格も魅力。
ダンロップ「スリクソン ZX MkII ハイブリッド」
打感と直進性が女子プロのハートをつかむ
中古価格:1万円前半~
ロフトラインアップ:3番(19度)、4番(22度)、5番(25度)、6番(28度)
男子プロ向けのハードなイメージも強いスリクソンだが、ウッド型UTは長年、国内女子ツアーで人気がある。端正な顔つきで、可変式スリーブではない接着ネックのスッキリさを求めるゴルファーにオススメしたい。山下美夢有も愛用中でコスパの良さも魅力。最新モデル「ZXi RKT ハイブリッドユーティリティ」も評判が良いのが気になるが…。
アイアンのストロングロフト化によって、キャディバッグにUTを複数本入れるゴルファーも増えている。ロフト角が大きなUTも標準化されつつあり、扱いやすさも向上している。あえて言おう、買うなら今でしょ!(文・田島基晴)
■ 田島基晴 プロフィール
1963年生まれ。ゴルフギア好きが高じて、地元広島に中古ショップ「レプトン」のゴルフ部門を設立。現在は店舗で得たギア知識を活かし、ゴルフライターとして活躍。YouTube動画の企画編集やブログ執筆など活動は多岐にわたる。