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5000円台から買える谷口徹のVパター

2018/05/18 05:00
表示ロフト角とリアルロフト角の差がほとんどないので、迷ったらロフト角は大きめを選ぼう

「日本プロ選手権」で国内メジャー最年長優勝を遂げた谷口徹。プレーオフでバーディパットを沈め、全盛期を思わせるガッツポーズを見せたが、その後の優勝者インタビューでは涙で言葉を詰まらせた。そんな姿にもらい泣きをしたゴルファーは少なくないと思う。

ではその谷口が使っているクラブをチェックしてみよう。最終日の17番、18番、さらにプレーオフ2ホール目は、いずれも5mの距離を入れた。谷口の手には、ずっと使い続けているオデッセイの「初代ホワイトホット #5」が握られていた。このパターは発売してから20年近く経つので、程度の良いものは稀だが、中古ショップで5000円前後で手に入るのが魅力だ。

パターの例でわかるが、谷口は気に入ったクラブを長く使うタイプだ。新製品を投入したかと思いきや、使い慣れたクラブに戻っていることが多い。ドライバーも同様で、今シーズン初めは「ヤマハ RMX 118 ドライバー」を試していたが、「日本プロ選手権」では「ヤマハ RMXプロトタイプ33」を使用した。メーカー担当者によれば、このプロトタイプは「インプレス RMX ツアーモデル ドライバー」に手を加えたモデルだという。

インプレス RMX ツアーモデル ドライバー」は2013年のモデルで、ヘッド体積は435ccと小ぶりでディープフェース。投影面積も小さく、コントロール性が高いので、多くのプロが使っていた名器だ。ヘッドとシャフトを別売りしていたため、カスタムシャフト装着率が非常に高く、中古ショップでは2万円前後で手に入る。

谷口のように、飛ばしよりも球筋を操ってコースマネジメントをしたいゴルファーにはうってつけのモデルだ。ぜひチェックしてみてほしい。