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ぶっ飛びアイアンを買うときの注意点

2018/08/24 05:00
ぶっ飛びアイアンはシャフトが軽量の場合が多いので、その確認も忘れずに

飛距離ダウンに悩むゴルファーの心強い味方として、ここ数年で一気に使用者が増えたのが「ぶっ飛びアイアン」だ。ブームの火付け役となったのは、9番アイアンで150yd飛ぶことで話題となった2014年発売の「ヤマハ インプレス RMX UD+2アイアン」ではないだろうか。

その「インプレス RMX UD+2アイアン」は一時期中古ショップでも品薄で、なかなか見かけることがなかった。後継モデルの「インプレス UD+2 アイアン」も発売から2年が経ち、どちらも少しずつ中古の在庫は増えてきたが、価格はまだ高めだ。ほかのぶっ飛びアイアンであれば、「ブリヂストン JGR ハイブリッド FORGED アイアン」が比較的手頃な価格になってきて、お買い得かもしれない。

この手のクラブを購入する際に気をつけてほしいのが、番手選びだ。ぶっ飛びアイアンは、ロフト角を小さくして飛距離を出し、ソール幅を広げて低重心化し、番手通りの打ち出しの高さを出している。要するにクラブの番手の表示上は7番とあっても、実際は5番アイアンと同じくらいにロフトが立っており、必然的にすべての番手のロフト角が小さくなっているのだ。

安易に飛距離だけに飛びつくと、「じゃあ、短い距離は何で打てばいいの?」ということになりかねない。そこで各メーカーは、飛距離の差をうまく埋められるような番手(ヤマハはAWとSW、ブリヂストンはPW1、PW2)をラインアップしている。

カタログを参考にしたり、中古ショップのスタッフに相談して、飛距離の階段が作れる最適なウェッジを組み合わせてみよう。うまくいけば、人より小さな番手でグリーンを狙える快感を味わえるだろう。